LinkStationのバックアップ用の外付けHDDのデータの読み出し方
バッファローのNAS、LinkStationとTeraStationは、機種によって外付けのUSBのHDDにバックアップが取れるようになっています。
万が一、本体側のLinkStationやTeraStationが故障した時には、バックアップ先のHDDからデータ復旧が出来る場合がありますので、その手順・方法を説明します。
1. 外付けHDDのファイルフォーマットの種類について
LinkStationとTeraStationでは、外付けのHDDを設定するときに、次の3種類のファイルフォーマットが選べます。
フォーマットの種類によって、データの読み出し方が変わってきます。
もしも、どのフォーマットか忘れてしまって、しかもLinkStationやTeraStationが故障してどのフォーマット化がわからない場合は、後の手順1から順番に試してみてください。
FAT32フォーマット
長所
- WindowsやMacでそのまま読み書きできる。
短所
- ファイルサイズが4GBまでに制限されます。
DVD-Rより少し小さいぐらいなので、ムービーのデータ等で保存できない時があります。 - 他の形式と比べてデータが壊れやすい。
- 読み書きの速度がEXT3やXFSとくらべて遅い。
EXT3フォーマット
長所
- FAT32形式のような容量制限はない。
- FAT32形式よりはデータが壊れにくい。
- 読み書きの速度がFAT32よりは速い。
短所
- WindowsやMacで直接は読み出せない。
- 読み書きの速度がXFS形式よりは遅い。
→読み出し方は、手順2に進んでください。やってみてダメだったら手順3に進んでください。
XFSフォーマット
長所
- FAT32形式のような容量制限はない。
- FAT32形式よりはデータが壊れにくい。
- 読み書きの速度がFAT32やEXT3よりも速い。
短所
- WindowsやMacで直接は読み出せない。
手順①;WindowsパソコンやMacにつないでみる
普通の外付けHDDと同じように、WindowsパソコンやMacにつなげば、そのままデータが読み出せます。
手順②;Windowsパソコンに読み出しソフトを入れて読みだしてみる
EXT3形式はLinuxで使うデータ形式なので、そのままではWindowsやMacではデータが読み出せません。
しかし、WindowsパソコンにEXT3形式のデータを読み出せるソフト「Ext2Fsd」をインストールすれば、データの読み出しが可能になります。
具体的な手順は次のリンク先を御覧ください。
もしもこの方法で読み出せなかった時は、すぐ後の手順3に進んでください。
手順③;WindowsパソコンをLinuxで起動して読みだしてみる
フォーマット形式がXFS形式の場合は、Linuxで起動したパソコンからでないと、データの読み出しができません。
また、「Ext2Fsd」でもデータが読めなかった場合でも、Linuxで起動したパソコンで読み出せる場合があります。
こういった場合は、次のリンク先で詳しく説明していますので、御覧ください。
データが読み込めなかった場合は
もしも上記の方法でもデータが読み込めなかった場合は、HDDに何らかの障害が起きています。
この場合は、データ復旧を行っている当社のご利用を検討してください。
料金やお申込み方法は、以下を御覧ください。
当社のデータ復旧のご案内
復旧料金は復旧データ納品後に後払い
復旧失敗時は復旧料金0円、ただし宅急便の往復送料実費のみご負担
作業日数は2-3日(症状により延長の場合あり)
・HDD:33,000円
・NAS:55,000円
(RAID対応の場合は22,000円追加)
(当社ではHDDの内部分解が必要な重度の物理障害には対応していません。ただし、重度でも対応可能な提携他社を紹介することができますので、重度の場合でもご連絡ください。)