バッファローのNASのLinkStationでは、動作状態やエラーを表すのにLEDランプの点灯・点滅で行なっているのですが、これがわかりにくい。

通常は添付ソフトの「NAS Navigator」を使えばNASの状態がわかるのですが、エラーの状況によっては「NAS Navigator」では表示できない時もあります。

そこで、万が一LinkStationのランプが点灯・点滅した場合に、「どういう状態なのか」をバッファローのホームページよりもわかりやすく説明します。

さらに、故障の場合のために、データの復旧・吸い出し方法も説明します。

ちなみに、上位機種のTeraStationだと液晶パネルにエラーコードなどが表示されるようになっています。

なお、この記事では個人レベルで対応できる対処法を書いていますので、LinkStationの動作・ランプ表示が異常になった時に

  • この記事でも対応出来ない場合
  • やり方がいまひとつわからない場合
  • 「早く・確実・安全」にデータ復旧をしたい場合

については、データ復旧の専門家である当社に依頼してもらうことをオススメします。

 

目次

まずはLinkStationを5パターンのどれかを見分ける

LinkStationは、機種ごとにLEDランプの表示方法や場所が大きく異なります。

そこで、外見上の特徴から、どのパターンに該当するかをひと目で見分けられるように特徴を書きました。

どのLinkStationのパターンに該当するかがわかったら、それぞれのパターン別の項目の説明に進んでください。

パターン1

外見上の特徴は、USBの外付けのHDDをタテにした感じのタイプです。

それに加えて、横から見ると、足の部分の両脇が欠けたデザインになっています。

Ls vl side 150

→パターン1の説明に進む

パターン2

手のひらサイズの大きさで、ポータブル型HDDに近いサイズのLinkStationです。

Ls wsxl 150
→パターン2の説明に進む

パターン3

HDDが2台入っていて、正面から交換可能なタイプです。

Ls wvl 150
→パターン3の説明に進む

パターン4

小さな金庫のような正方形の形をして、HDDが4台まで入っていて、正面から交換可能なタイプです。

Ls qvl 150
→パターン4の説明に進む

パターン5

パターン1の「外付けのHDDをタテにした感じ」に似てますが、両脇がメッシュ(網目)の特徴的なデザインです。

Ls xl 150
→パターン5の説明に進む

パターン1の説明

家庭用ではこの機種が最もよく使われている他に、小規模の事業所やSOHOでの利用も多いです。

当社へのデータ復旧の依頼でも、これが一番多いです。

該当機種の型番

  • LS-VLシリーズ (LS-V4.0TLJ、LS-V3.0TLJ、LS-V3.0TL、LS-V2.0TLJ、LS-V2.0TL、LS-V1.5TL、LS-V1.0TLJ、LS-V1.0TL、LS-V500L)
  • LS-XHLシリーズ (LS-XH2.0TL、LS-XH1.5TL、LS-XH1.0TL、LS-XH500L)
  • LS-CHLシリーズ (LS-CH2.0TL、LS-CH1.5TL、LS-CH1.0TL、LS-CH500L)

状態表示のランプの位置

正面から見て一番上にあるランプが、電源ランプと状態表示ランプを兼用しています。

一つのランプだけで、LinkStationの状態によって色や点滅・点灯が変わります。

正常に動作している時は「青色に点灯」していますが、何か問題や警告がある時は「赤色に点滅」「オレンジ色に点滅」「オレンジ色に点灯」となります。

→青色の場合の説明に進む

→赤色の場合の説明に進む

→オレンジ色の場合の説明に進む

Ls chl250

パターン2の説明

当社へのデータ復旧の依頼はほとんどありませんが、持ち運びできる大きさということで、仕事で事務所や工場の中での移動などで使われる方が多いようです。

該当機種の型番

  • LS-SLシリーズ (LS-S500L、LS-S250L)
  • LS-WSXLシリーズ (LS-WSX2.0TL/R、LS-WSX1.0TL/R、LS-WSX2.0L/R、LS-WSX1.0L/R、LS-WSX500L/R)

状態表示のランプの位置

正面から見て上から3番目にあるランプが状態表示のランプで、ちょうど真ん中辺りになります。

通常はランプが消えている状態ですが、何か問題や警告がある時は「赤色に点滅」「オレンジ色に点滅」「オレンジ色に点灯」となります。

→青色の場合の説明に進む

→赤色の場合の説明に進む

→オレンジ色の場合の説明に進む

Ls wsx250

パターン3の説明

RAIDやミラーリングに対応しているので、SOHOや小規模な事務所内で使われている方が多いです。

該当機種の型番

  • LS-WVLシリーズ (LS-WV8.0TL/R1、LS-WV6.0TL/R1、LS-WV4.0TL/R1、LS-WV2.0TL/R1、LS-WV1.0TL/R1)
  • LS-WXLシリーズ (LS-WX8.0TL/R1、LS-WX6.0TL/R1、LS-WX4.0TL/R1、LS-WX2.0TL/R1、LS-WX1.0TL/R1)

型番の末尾に付いている数字の1は、RAID1に対応している、という意味なのでしょう。

状態表示のランプの位置

状態表示のランプは、正面から見て右側の上から3番目、つまり一番下のランプになります。

通常はランプが消えている状態ですが、何か問題や警告がある時は「赤色に点滅」「オレンジ色に点滅」「オレンジ色に点灯」となります。

→青色の場合の説明に進む

→赤色の場合の説明に進む

→オレンジ色の場合の説明に進む

Ls vwl250

パターン4の説明

HDDが4台まで積めてRAIDやミラーリングに対応しているので、デザイン事務所や工場などの中規模な事業所内で使われている方が多いです。

該当機種の型番

  • LS-QVLシリーズ (LS-QV16TL/R5、LS-QV12TL/R5、LS-QV8TL/R5、LS-QV4TL/R5、LS-QV2TL/R5)

型番の末尾に付いている数字の5は、RAID5に対応している、という意味なのでしょう。

状態表示のランプの位置

正面から見て右上にあるPOWERと書いた電源ボタンの下にあるランプが、電源ランプと状態表示ランプを兼用しています。

一つのランプだけで、LinkStationの状態によって色や点滅・点灯が変わります。

正常に動作している時は「青色に点灯」していますが、何か問題や警告がある時は「赤色に点滅」「オレンジ色に点滅」「オレンジ色に点灯」となります。

→青色の場合の説明に進む

→赤色の場合の説明に進む

→オレンジ色の場合の説明に進む

Ls qvl 250

パターン5の説明

ここ2〜3年ぐらいの家庭向けの廉価版として、パターン1にとって代わってよく見かけるようになりました。

該当機種の型番

  • LS-XLシリーズ (LS-X3.0TL、LS-X2.0TL、LS-X1.0TL)

状態表示のランプの位置

正面から見て下の部分が光って、電源ランプと状態表示ランプを兼用しています。

一つのランプだけで、LinkStationの状態によって色や点滅・点灯が変わります。

正常に動作している時は「青色に点灯」していますが、何か問題や警告がある時は「赤色に点滅」「オレンジ色に点滅」「オレンジ色に点灯」となります。

→青色の場合の説明に進む

→赤色の場合の説明に進む

→オレンジ色の場合の説明に進む

Ls xl 250

青いランプの意味

青の点灯

LinkStationが正常に動いている時に、青色に点灯し続けます。

青の点滅

LinkStationが起動処理中あるいはシャットダウン処理中に、青色に点滅します。

いつまで待っても点滅が止まらない場合は、LinkStationが故障しています。

データの復旧方法については次のどちらかに進んでください。

→内蔵HDDが1台だけ又はRAID1(=ミラーリング)の復旧方法に進む

→RAID1(ミラーリング)以外のRAIDの復旧方法に進む

赤いランプの意味

赤の点滅

LinkStation本体の基盤、または内蔵のHDDが故障している場合に出るエラーメッセージです。

データの復旧方法については次のどちらかに進んでください。

→内蔵HDDが1台だけ又はRAID1(=ミラーリング)の復旧方法に進む

→RAID1(ミラーリング)以外のRAIDの復旧方法に進む

オレンジのランプの意味

オレンジの点灯

LinkStationにアップデート用のソフトが入手できる場合の表示です。

オレンジの点滅

次の場合以外でオレンジの点滅の時は、LinkStationのHDDが故障しかかっているサインです。

  • RAID構成の設定やエラーチェックをしている
  • HDDをフォーマット・チェック・消去・変換作業をしている

いつ完全に故障して全く動かなくなってもおかしくない状況なので、今すぐにでも保存しているデータを別のNASや手元のパソコンなどにバックアップを取ってください。

バックアップを取ってから、いったんLinkStationの電源を落として、再度電源を入れてみてください。

先に電源を落とすと再度電源が入らない場合もあるので、必ず、先にバックアップを取ってください。

内蔵HDDが1台だけ又はRAID1(=ミラーリング)の場合の復旧方法

LinkStationがLinuxというWindowsやMacとは違うシステムで動いているので、HDDを取り出したままでは、WindowsやMacで読み出すことはできません。

そのため、Linuxのデータを読めるようにしてやる工夫が必要です。

データの吸出しの手順としては、まずはLinkStationからHDDを引っ張りだします。

それから、WindowsパソコンにNASのデータ形式でも読めるようにする「Ext2Fsd」というフリーソフトをインストールしてから、HDDをUSB経由でパソコンにつなぐアダプタを使ってデータを読みだしてやります。

詳しい手順については、別のページにまとめてありますので御覧ください。

壊れたLinkstationなどNASのHDDを直接Windowsパソコンで読み出すための方法

「Ext2Fsd」でもデータが読めない場合であっても、Linuxで起動したパソコンで読み出せる場合があります。

その場合は、あらかじめLinux起動用DVDを作っておく必要があるので、起動用DVDの作り方とあわせて吸い出し方の説明のページを御覧ください。

データ復旧用のLinuxの使い方-ダウンロード&起動用DVD作成編

データ復旧用のLinuxの使い方-DVDで起動してデータ復旧する編

RAID1(ミラーリング)以外のRAIDの場合の復旧方法

残念ながら、この場合はRAID構成のパラメータを色々と調整しながらデータ復旧する必要があるので、ここのホームページでデータの吸い出し方を解説できるほど簡単ではありません。

よって、当社を含めたRAIDのデータ復旧に対応している業者に依頼してください。

まとめ

LinkStationは故障した場合に、通常のUSBの外付けのHDDとくらべてデータ復旧の難易度が高くなります。

理由

  • Linuxという独自のシステムで動いているから
  • RAID構成を使っている場合が多いので、その場合はデータ復旧時にはRAIDの再構成を行う必要があるから

そこで、今までに数多くのデータ復旧を行なってきた当社がオススメするのは、次の2つの条件を兼ねそえたNASです。

  1. ミラーリング(RAID1)が使えること
  2. 外付けのHDDに自動バックアップが取れること

条件1をあげた理由は、万が一内蔵のHDDの1台が壊れていても、もう1台が生きていれば、カンタンにデータの吸出しができるからです。

条件2をあげた理由は、ミラーリングの不具合や、ユーザーの設定ミスなどで内蔵HDDが2台とも壊れた場合でも、外付けのHDDにバックアップがあれば助かるからです。

「ミラーリングのHDDが2台とも壊れるなんて、めったにないんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、NASの基盤故障や、エラー発生時に使っている人がテンパッてしまって、あれこれ試行錯誤して、結果的に壊してしまう、という話は珍しくはないです。

最後に、今までに当社が導入してきた実績からオススメのNASを挙げておきます。

ミラーリング(RAID1)対応」&「外付けHDDに自動バックアップ可能」です。

I-O DATA ミラーリング対応 超高速 LAN接続型ハードディスク LAN DISK(iPhone 5・Android端末対応、DTCP-IPにも対応) 4.0TB HDL2-A4.0

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カテゴリ:Personal Computers

発売日:2011-09-30


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