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【QNAP】NASのIPアドレスを固定IPアドレスにする方法

QNAP社のNAS(TurboNASシリーズなど)のIPアドレスを固定IPアドレスに設定する方法を図解入りで説明します。

スマホやタブレットを使う方法もありますが、ここではWindows/Macといったパソコンから設定する方法を説明します。

なお、NASを固定IPアドレスに設定するメリット・デメリットをまとめた次のページも御覧ください。

 

 

1. 今回説明する機器の環境

今回の固定IPアドレスの設定の説明は、以下の機種・ファームウェアバージョンで行います。

紙面の都合上すべての機種の説明は行いませんが、この記事を執筆している2017年3月時点でQNAP社から販売続行しているNASの機種は、基本的にはすべて同じ画面と思われます。

というか、QNAPのOSは「QTS」という名前なのですが、これが同じバージョンだと画面も同じはずです。

ただし、機種が同じでもファームウェアが古い/新しい場合は、このページの説明通りに動かない可能性があります。

  • 機種 TS-231+
  • ファームウェアバージョン 4.2.3(QTS 4.2)
QNAP TS-231+

QNAP TS-231+正面から

 

2. 固定IPアドレスへの設定手順

方法としては2つあります。

上の項目をクリックすると、それぞれの説明まで移動します。

それぞれの方法のメリット・デメリットを表にまとめました。

QFinderを使うWEB管理画面だけを使う
メリット
  • NASの現在のIPアドレスがわからなくても良い
  • NASのWEB管理画面を開かなくても良い
  • Qfinder Proは不要で、WEBブラウザだけあれば良い
デメリット
  • あらかじめ作業用PCにQfinder Proをインストールしている必要がある
  • NASの現在のIPアドレスがわかっている必要がある

 

3. QNAP Qfinder Proを使う方法

次のように設定を変更するものとします。

  • 変更前:DHCP
  • 変更後:固定IPアドレス(例として、192.168.100.231に変更する)

 

3-1) アプリの「Qfinder Pro」を起動します。

Qfinder10

Qfinder Proのアイコン

 

3-2) Qfinder Proが起動したら、表示されているNASから、今回の固定IPアドレスに設定するNASを選んで、上部の「設定」アイコンをクリックします。

Qfinder02

 

3-3) 「管理者パスワードのチェック」が表示されたら、パスワードを入れて「確認します」ボタンをクリックします。

Qfinder03

 

3-4) 設定画面が表示されたら、上部の「ネットワーク設定」のタブをクリックします。

Qfinder04

 

3-5) 「ネットワーク設定」の画面に切り替わったら、画面の真ん中から下のイーサネット1やイーサネット2の設定を変更します。

Qfinder05

設定が完了したら、画面右下の「確認します」ボタンをクリックします。

Qfinder06

 

3-6) 設定変更できたら、下の画面のように「The device configuration has been changed successfully.」と表示されるので、画面右下の「確認します」のボタンをクリックします。

Qfinder08

 

3-7) 「Qfinder Pro」の初期起動画面に戻って、IPアドレスが変更後のものに変わっているかを確認します。

Qfinder09

 

4. WEB管理画面だけを使う方法

次のように設定を変更するものとします。

  • 変更前:DHCP
  • 変更後:固定IPアドレス(例として、192.168.100.231に変更する)

 

4-1) ブラウザからQNAPのWEB管理画面を開きます。

GoogleChromePx300

Google Chromeのアイコン

 

4-2) WEB管理画面が開いたら、「コントロールパネル」をクリックして中に入ります。

QnapQwb02

 

4-3) 「コントロール・パネル」の画面が表示されたら、「ネットワーク」のアイコンをクリックします。

QnapQwb03

 

4-4) 「ネットワーク」の画面に切り替わったら、

  • ①上のタブが「TCP/IP」になっているのを確認して、
  • ②「IPアドレス」の項目の中の行のうち、固定IPアドレスを設定する行の一番左のエンピツのアイコンの「編集」ボタンをクリックします。

QnapQwb04

 

4-5) 「TCP/IP – プロパティ」の画面が出たら、次のように変更します。

  • 変更前:DHCPからIPアドレス設定を自動的に取得する
  • 変更後:スタティックIPアドレスの使用

QnapQwb05

 

4-6) 「スタティックIPアドレスの使用」の直下にあるIPアドレスの設定部分が薄いグレーから設定可能な状態に変わりますので、各項目を入力します。

項目設定内容設定例
固定IPアドレスNASの固定IPアドレスを入れる192.168.100.231
サブネットマスクほとんどの場合は255.255.255.0で良い255.255.255.0
デフォルトゲートウェイルーターのIPアドレスなど192.168.100.1

入力したら、「適用」ボタンをクリックします。

QnapQwb06

 

4-7) 設定変更を反映させる前に確認の画面、「一部のサービスが一時的に停止します。実行しますか?」と表示されるので、「OK」ボタンをクリックします。

QnapQwb07

 

4-8) 設定変更を反映させるのにしばらく時間がかかります。(2〜3分ほど)

反映が完了したら、新しく設定したIPアドレスでNASのWEB管理画面にログインできるかを確かめてみます。

QnapQwb09

QnapQwb10

 

4-9) 説明は以上です。

 

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