今回は、ラシーLaCie社の据え置き型ハードディスク「LCH-DBNPシリーズ」の派生シリーズも含めた、分解方法・データ復旧・復元・取り出し方法を説明します。

このハードディスクの分解の難易度は中位です。

ケースを止めているツメの位置をあらかじめ知っていればケースの開封は出来ると思いますが、知らないと苦戦すると思います。

このページでは写真付きで分解方法を紹介していますが、「難しそう」と思ったり、「自分でやるにはリスクがありそう」と思う場合は、データ復旧専門の当社に依頼を検討してください。連絡先は以下です。

 

目次

  1. 主な仕様
  2. 外観写真
  3. 分解難易度
  4. 対象型番
  5. 分解しなくてもデータ復旧できる症状の見分け方
  6. 分解手順
  7. データ復旧方法
  8. それでもデータ復旧できない場合は

 

1. 主な仕様

  • 発売時期;2010年〜2012年頃
  • インターフェース;USB2.0接続(但し、quadraシリーズはquadra=4と示すように、4つのインターフェース、USB2.0/FireWire800/FireWire400/eSATA)
  • 内部HDDの形式;3.5インチのSATAが1台
  • 初期フォーマット形式; 最初の接続時に、NTFS/FAT32/HFS+を選択
  • 外見上の特徴;黒のプラスチックの筐体で、正面下部にアクセスランプがある

 

2. 外観写真

LCH-DB1TU正面から

通電して正面から見たところ

電源スイッチやAC電源端子やUSB端子は、すべて背面に集中して配置しています。

デザインは、「ニール・ポールトン」というデザイン業界では大変な有名人で、LaCieのハードディスクを多数デザインしています。

この人のデザインは、アップル製品のように、装飾を排したシンプルなデザインが特徴です。

グーグルの画像検索してみると、特徴がよくわかります。

 

3. 分解難易度

  • 難易度は3(5段階で1が最も簡単、5が最も難しい)
  • ケースの開封にマイナスドライバー、開封後にHDDを台座から取り出すのにプラスドライバーを使います(詳しくは後述)

 

4. 対象型番

LCH-DBNPシリーズ(USB2.0 接続)

型番 容量
LCH-DB1TU 1TB ブラック
LCH-DB2TU 2TB

LCH-DBNP TVシリーズ(USB2.0 接続)

型番 容量
LCH-DB1TUTVS 1TB ブラック
LCH-DB2TUTVS 2TB

LCH-DBNP NTFSシリーズ(USB2.0 接続)

型番 容量
LCH-FS1TUDB 1TB ブラック

LCH-DBNP quadraシリーズ(USB2.0/FireWire800/FireWire400/eSATA 接続)

型番 容量
LCH-DB1TQ 1TB ブラック
LCH-DB2TQ 2TB

 

5. 分解しなくてもデータ復旧できる症状の見分け方

パソコンにハードディスクをつないだ場合に、次のいずれかのエラーメッセージが出る場合は「論理障害」と言い、ハードディスクを分解することなく、市販のデータ復旧ソフトでデータ復旧ができる場合があります。

  • フォーマットしますか?
  • フォーマットする必要があります。
  • ディスクはフォーマットされていません。

この状態の詳しい説明や具体的な復旧方法は、以下のリンク先の記事をご覧ください。

外付けHDD | ディスクはフォーマットされていません | 原因と解決法

 

6. 分解手順

1) ケースを分解する前に、ケースを固定しているツメの位置を把握しておいてください。

これを知っていると、「ケースのどこがツメで留まっているか」がわかるので、分解の難易度がグッと下がります。

下の写真はケースを取り外して内側から見たものですが、6つの黄色の丸の部分がツメです。

このツメを外すことを意識してケースを開封するのがコツです。

LCHDBU01

 

2) 分解に必要な工具として、次の2種類のドライバーを用意してください。100均の安物で十分です。

  • マイナスドライバー2〜3本・・・ケース分解用
  • プラスドライバー1本・・・ケース分解後のHDDを台座から取り出す用

LCHDBU02

 

3) それでは、分解の手順に入ります。

ハードディスクを裏返して、黄色の丸の部分の内側にあるツメを外す要領でケースを分解します。

分解には、マイナスドライバーを黄色の部分のすき間に差し込む感じで開いていきます。

どちらか片方を先に開いてから、反対側を開くとうまくいきます。

LCHDBU03

 

4) ではまず片方から開いていきます。

ただし、一気に開かずに、すこしづつマイナスドライバーを差し込んで開いていきます。

LCHDBU04

LCHDBU05

 

5) 片方が開けたら、反対側も同じようにマイナスドライバーを使って開いていきます。

LCHDBU06

 

6) 両側が開けたら、ケースはカンタンに取り外せます。

LCHDBU07

 

7) ケースを開くと、台座にハードディスクが取り付けられています。

これは、片側に2箇所づつ、両側の合計4ヶ所のネジが有りますので、すべてプラスのドライバーで取り外します。

LCHDBU08

 

8) ハードディスクが台座から取り外せました。

続けて、次の「データ復旧方法」に進んで下さい。

LCHDBU09

 

 

 

7. データ復旧方法

取り出したハードディスクを別の3.5インチのハードディスク・ケースに入れて、パソコンと接続してみます。

うまくいけば、パソコンから認識できて、今までどおり外付けのハードディスクとして使い続けることができます。

このやり方でパソコンから認識できた場合は、今まで使っていたハードディスク・ケースの基板や電源の部分が故障していたことになります。

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カテゴリ:Personal Computers


 

パソコンから認識できなかったり、データの復旧・復元ができないときは、次の記事も参考にしてください。

データ復旧できるか無料ソフトでチェック!ファイナルデータ体験版

 

8. それでもデータ復旧できない場合は

若い医師

上記のいずれの方法でもデータ復旧ができない場合は、ハードディスクの故障具合がより複雑ですので、データ復旧専門の当社をご利用ください。

素人判断で下手に色々といじくりまわすと、復旧できたかもしれない状況を悪化させてしまいます。

また、「自分で復旧作業をするのは不安なので、最初から専門家に任せたい」という方も、当社までご連絡ください。

連絡先は以下となります。


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