HDDの分解・データ復旧方法 バッファロー HD-PATU3シリーズ

2017年2月6日

今回は、バッファロー社のポータブル型ハードディスク「HD-PATU3シリーズ」の分解方法・データ復旧・復元・取り出し方法を説明します。

このハードディスクの分解の難易度は高いです。

外側のケースはネジは使ってないのですが、強力な両面テープで留められているので、かなり力をいれつつ慎重に分解する必要があります。

このページでは写真付きで分解方法を紹介していますが、「難しそう」と思ったり、「自分でやるにはリスクがありそう」と思う場合は、データ復旧専門の当社に依頼を検討してください。連絡先は以下です。

 

目次

  1. 主な仕様
  2. 外観写真
  3. 分解難易度
  4. 対象型番
  5. Windows限定・分解しなくてもデータ復旧できる症状の見分け方
  6. 分解手順
  7. データ復旧方法
  8. それでもデータ復旧できない場合は

 

1. 主な仕様

  • 発売時期;2012年〜
  • インターフェース;ThunderboltおよびUSB3.0接続のダブルインターフェース
  • 内部HDDの形式;2.5インチのSATAのHDDが1台、またはSSDが1台
  • 初期フォーマット形式; Mac専用のHFS+でフォーマット済み(Windowsで使うときには、NTFS形式またはFAT32形式にフォーマットが必要)
  • 外見上の特徴;筐体の上部が白のプラスチックで、筐体の下部はアルミ

 

2. 外観写真

アルミと白いプラスチックの筐体は、少し前のiMacやMacBookとよく似た外見のため、アップル製品とは違和感なく使えます。

hdpatu3No01
正面斜め前から見たところ

 

また、このHDDの特徴はThunderboltとUSB3.0の2つの接続方式に対応していることです。

HDDの後ろには、2つの接続ポートが有ります。

背面から見たところ
背面から見たところ

 

 

3. 分解難易度

  • 難易度は4から5(5段階で1が最も簡単、5が最も難しい)
  • 難易度が高い理由ですが、ケース上部(白い部分)がかなり強力な両面テープでケース下部(アルミの部分)に接着されているので、その両面テープをはがすのにかなりの力と慎重さが要求されるからです。

 

4. 対象型番

HD-PATU3シリーズ(HDDモデル)

型番 容量
HD-PA1.0TU3 1TB ホワイト
HD-PA500TU3 500GB

HD-PATU3Sシリーズ(SSDモデル)

型番 容量
HD-PA256TU3S 256GB ホワイト
HD-PA128TU3S 128GB

 

5. Windows限定・分解しなくてもデータ復旧できる症状の見分け方

これはWindowsで使っている場合に限定した話です。

パソコンにハードディスクをつないだ場合に、次のいずれかのエラーメッセージが出る場合は「論理障害」と言い、ハードディスクを分解することなく、市販のデータ復旧ソフトでデータ復旧ができる場合があります。

  • フォーマットしますか?
  • フォーマットする必要があります。
  • ディスクはフォーマットされていません。

この状態の詳しい説明や具体的な復旧方法は、以下のリンク先の記事をご覧ください。

外付けHDD | ディスクはフォーマットされていません | 原因と解決法

 

6. 分解手順

1) ケースを分解する前に、ケースがどのように組み立てられているかを説明します。

これを知っていることにより、分解する時に「ケースのどのあたりに力を入れて分解すればよいか?」がわかると思います。

 

2) 作業上の一番の難関となる、ケースを分解する直前・分解した直後の様子を写真で説明します。

以下の写真のように、ケースの上部の白いプラスチック部分が、ケースの下部のアルミ部分から持ち上げられる形で分解ができます。

なお、ケースの上部と下部は、超強力な両面テープで接着されているだけで、ネジどめされていません。

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3) 以下の写真は、ケースを分解した直後の様子です。

左側がケースの下部のアルミ部分で、右側がケースの上部の白いプラスチックの部分です。

薄い灰色のような部分が、ケースの上部と下部を接着している両面テープです。

ごく単純に言えば、この両面テープをはがしてケースの上部と下部を離すことができれば、このケースの分解作業の7割方は済んだも同然です。

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4) それでは、これから分解の様子を最初から細かく解説していきます。

ケースの白い部分とアルミの部分の境目を、指でこじあけつつ、マイナスのドライバーで少しずつすき間を開けていきます。

最初はほとんどすき間がないので、どこからドライバーを差し込むかに悩みますが、HDDの周囲をぐるぐる回りながら、指ですき間をこじあけつつ、ちょっとずつやっていけば、すき間が開けられるはずです。

あせらず、10分ぐらい時間をかけながらじっくり取り込みましょう。

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5) 一部分でもすき間が開けられたら、そこをとっかかりにして、HDDの周囲を回りながらすき間をどんどん広げていきます。

あせらず、すでにすき間が広げられた部分にも戻りながら、30分ほど時間をかけてつもりでHDDをぐるっと一周回って、すき間を広げていきます。

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6) HDDの周囲にどの部分からでもマイナスのドライバーが差し込めるほどの隙間ができてきたと思ったら、HDDを裏返して、アルミの部分に2箇所ある横長の穴の部分にマイナスのドライバーを差し込んで、少しずつ押し出してやります。

最初は「ガッチリ」と固まっていて、動く様子が全く無いのですが、横長の穴をあちこち少しずつ押し出してやると、どこかしら両面テープが剥がれてくると思います。

剥がれてきたら、「グググッ」ともっと力を入れて押し出して、両面テープを力づくて剥がしてやります。

とても強力な両面テープなので、一箇所だけで力を入れるのでなく、穴のあちこちを何箇所も・何回も力を入れて押し出してやります。

この作業も、10分から30分ほど時間をかけるつもりで、あせらずじっくり進めていきます。

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7) 両面テープが剥がれたら、ケースの上部の白い部分を、株のアルミの部分から浮かせながら取り外してやります。

以下の2枚の写真は冒頭の説明と同じ部分です。

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8) 上部の白いプラスチック部分の内部をカバーしている黒い部品を取り外します。

取り外し方は、両側にあるプラスのネジの4つを外してから、黒い部分をマイナスのドライバーで浮かせてやると、取り外せます。

黒い部分は白い部分の穴の中にツメで止まってるので、慎重にツメを外す気持ちで作業します。

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9) 黒い部分が取り外せたら、金属の部分が見えてきます。

そうしたら、HDDケースの白い部分だけを残し、それ以外の部分を持ち上げる感じで取り外してやります。

マイナスのドライバーを白い部分のすき間に入れて浮かせる感じにやると、うまくいくと思います。

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10) 取り外せたHDDの、上部をおおっている金属部分を取り外してやります。

特にネジや両面テープは使っていなくて、かぶせているだけです。

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11) 基盤から見えている、基盤を留めている2つのプラスのネジを外します。(黄色い丸の部分)

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12) ネジを外したら基盤をゆっくりと外します。

下の写真は、ネジを外してから作業をしやすいようにHDDをひっくり返しています。

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13) ここまでで、ハードディスクがケースから取り外せました。

続けて、次の「データ復旧方法」に進んで下さい。

 

7. データ復旧方法

取り出したハードディスクを別の2.5インチのハードディスク・ケースに入れて、パソコンと接続してみます。

うまくいけば、パソコンから認識できて、今までどおり外付けのハードディスクとして使い続けることができます。

このやり方でパソコンから認識できた場合は、今まで使っていたハードディスク・ケースの基板や電源の部分が故障していたことになります。

 

パソコンから認識できなかったり、データの復旧・復元ができないときは、次の記事も参考にしてください。

(Windows限定の復旧方法です。)

データ復旧できるか無料ソフトでチェック!ファイナルデータ体験版

 

8. それでもデータ復旧できない場合は

若い医師

上記のいずれの方法でもデータ復旧ができない場合は、ハードディスクの故障具合がより複雑ですので、データ復旧専門の当社をご利用ください。

素人判断で下手に色々といじくりまわすと、復旧できたかもしれない状況を悪化させてしまいます。

また、「自分で復旧作業をするのは不安なので、最初から専門家に任せたい」という方も、当社までご連絡ください。

連絡先は以下となります。

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