今回は、LaCie社(販売はエレコム)のポータブル型ハードディスク「rikikiシリーズ」の分解方法・データ復旧・復元・取り出し方法を説明します。

このハードディスクの分解の難易度は低いです。

ケースを開封するのに、やや特殊なドライバーが必要ですが、それさえあればカンタンに分解できます。

今回は、USB3.0接続の「LCH-RK500U3」を使って分解方法を説明しますが、すべての機種で確認したわけではありませんが、同じやり方で分解できるはずです。

このページでは写真付きで分解方法を紹介していますが、「難しそう」と思ったり、「自分でやるにはリスクがありそう」と思う場合は、データ復旧専門の当社に依頼を検討してください。連絡先は以下です。

 

これは小ネタですが、このHDDの「rikiki(リキキ、と読みます)」ってどういう意味なのか前々から気になっていたのですが、今回はじめて調べてみました。

LaCieはフランスのパソコン周辺機器メーカーです。

どんな意味なのか調べてみたら、どうやら古いフランスの話し言葉であるriquiquiのことで「とるに足らない、ちっぽけな」という意味らしい。英語でいうtiny。ただのPCサプライに愛称をつけるところがなんともフランス的というか、おしゃれさんだ。

引用元;http://caprice.in/blog/?eid=26

 

目次

  1. 主な仕様
  2. 外観写真
  3. 分解難易度
  4. 対象型番
  5. Windows限定・分解しなくてもデータ復旧できる症状の見分け方
  6. 分解手順
  7. データ復旧方法
  8. それでもデータ復旧できない場合は

 

1. 主な仕様

  • 発売時期;2010年〜
  • インターフェース;USB2.0またはUSB3.0接続
  • 内部HDDの形式;2.5インチのSATAのHDDが1台
  • 初期フォーマット形式; 一部機種はNTFSでフォーマット済みだが、ほとんどの機種は一番最初にパソコンに接続時に、フォーマット形式を選択(NTFS・HFS+・FAT32)
  • 外見上の特徴;全体が黒色で表面がヘアライン加工のアルミ筐体

 

2. 外観写真

黒一色でヘアライン加工されたアルミ筐体は、高級感にあふれています。

hdpatu3No01

正面斜め前から見たところ

 

3. 分解難易度

  • 難易度は2(5段階で1が最も簡単、5が最も難しい)
  • 作業の難易度だけなら難易度1なのですが、やや特殊なドライバーを使う必要があるので、難易度2としました。

 

4. 対象型番

USB2.0接続

型番 容量
LCH-RK500U 500GB ブラック
LCH-RK640U 640GB

USB3.0接続

型番 容量
LCH-RK005U3 500GB ブラック
LCH-RK500U3
LCH-RK1TU3 1TB
LCH-RK1TU3S

USB2.0接続・NTFSフォーマット済み

型番 容量
LCH-FS500URKS 500GB ブラック

USB3.0接続・NTFSフォーマット済み

型番 容量
LCH-FS500U3RK 500GB ブラック

USB2.0接続・テレビ取り付け金具付き

型番 容量
LCH-RK500UTV 500GB ブラック
LCH-RK500TVS
LCH-RK500UTV2

USB2.0接続・ケーブル一体型

型番 容量
LCH-RKG500U 500GB ブラック
LCH-RKG1TU 1TB

 

5. Windows限定・分解しなくてもデータ復旧できる症状の見分け方

これはWindowsで使っている場合に限定した話です。

パソコンにハードディスクをつないだ場合に、次のいずれかのエラーメッセージが出る場合は「論理障害」と言い、ハードディスクを分解することなく、市販のデータ復旧ソフトでデータ復旧ができる場合があります。

  • フォーマットしますか?
  • フォーマットする必要があります。
  • ディスクはフォーマットされていません。

この状態の詳しい説明や具体的な復旧方法は、以下のリンク先の記事をご覧ください。

外付けHDD | ディスクはフォーマットされていません | 原因と解決法

 

6. 分解手順

1) このHDDを分解するのに使うドライバーは、「ヘクスローブドライバーのT8サイズ」です。

「ヘクスローブドライバー」は、別名で「トルクスドライバー」とも言います。

このドライバーは、ひょっとしたら大きめの100均に行けばあるかもしれませんが、ホームセンターやアマゾンなどのネット通販で入手するのが確実です。

「ヘクスローブドライバー」とは、主に精密な電子機器のネジ止めに使われている、ネジ穴が六角形の星形のドライバーのことです。

ちなみに、私が使っているヘクスローブドライバーは、アマゾンで買った次のドライバーです。

アネックス(ANEX) T型ヘクスローブドライバー T8×60 No.6300

アネックス(ANEX) T型ヘクスローブドライバー T8×60 No.6300

定価:¥ 632

Amazon価格:¥ 328

カテゴリ:Tools & Hardware


パソコンなどの電子機器でよく使うのは、トルクスドライバーのT6・T7・T8あたりなので、もしも今後長く使うなら、T3からT8までをカバーした次のセットを工具箱に入れておけばいいでしょう。

 

2) それでは、HDDの分解の説明に入ります。

HDDを裏返して、四隅にある4つのネジを「ヘクスローブドライバーのT8サイズ」ですべてはずします。

大して力を入れなくても、カンタンに外せます。

下の写真の黄色い丸の4箇所がネジです。

LchRku3Px700N01

 

LchRku3Px700N02

ヘクスローブドライバーT8でネジを外し中

 

3) 4つのネジを外したら、HDDケースの外側のアルミ部分と、内側のプラスチック部分をずらして分離します。

文字に書くとわかりにくいですが、下の写真のようにずらして分離します。

LchRku3Px700N03

LchRku3Px700N04

分離完了したところ

 

4) 内側のHDDの中身部分を裏返してラベルが見えるようにします。

次に、HDDケース内の基板の反対側をちょっとずつ上に持ち上げながら、ケース部分からHDDの中身を取り出します。

LchRku3Px700N05

ラベルが見えるようにする

LchRku3Px700N06

基盤の反対側を持ち上げながらHDDを取り出す

 

5) ケース部分とHDDの中身が取り外せたのが下の写真です。

LchRku3Px700N07

無事にHDDが取り外せた

 

6) ここまでで、ハードディスクがケースから取り外せました。

続けて、次の「データ復旧方法」に進んで下さい。

 

7. データ復旧方法

取り出したハードディスクを別の2.5インチのハードディスク・ケースに入れて、パソコンと接続してみます。

うまくいけば、パソコンから認識できて、今までどおり外付けのハードディスクとして使い続けることができます。

このやり方でパソコンから認識できた場合は、今まで使っていたハードディスク・ケースの基板や電源の部分が故障していたことになります。

 

パソコンから認識できなかったり、データの復旧・復元ができないときは、次の記事も参考にしてください。

(Windows限定の復旧方法です。)

データ復旧できるか無料ソフトでチェック!ファイナルデータ体験版

 

8. それでもデータ復旧できない場合は

若い医師

上記のいずれの方法でもデータ復旧ができない場合は、ハードディスクの故障具合がより複雑ですので、データ復旧専門の当社をご利用ください。

素人判断で下手に色々といじくりまわすと、復旧できたかもしれない状況を悪化させてしまいます。

また、「自分で復旧作業をするのは不安なので、最初から専門家に任せたい」という方も、当社までご連絡ください。

連絡先は以下となります。


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