外付けHDDをパソコンが認識しない時の確認する手順
ある日突然、パソコンにつないでいる外付けHDDが認識できなくなった時は、次の項目を上から一つ一つ問題がないかをチェックしてみてください。
この記事では個人レベルで対応できる対処法を書いていますので、
- この記事でも対応出来ない場合
- やり方がいまひとつわからない場合
- 「早く・確実・安全」にデータ復旧をしたい場合
については、データ復旧の専門業者の当社へご依頼ください。
ちなみに、データ復旧業界では、
- チェック項目1、3・・・「物理障害」「機械的故障」「ハードエラー」
- チェック項目2、6・・・「論理障害」「論理的故障」「ソフトエラー」
と読んでいます。
「物理障害」「論理障害」などの詳しい説明は、別ページを御覧ください。
チェック項目1;異音が発生している時
「カチン、カチン、カチン」「カッコン、カッコン、カッコン」「ガガガガガ」といった、正常時では聞こえなかった異音が割と大きい音で発生している場合は、HDD内部のデータを読み取る「ヘッド」という部分が故障しています。
この場合は、クリーンルームという設備でHDDの内部を開封してデータを取り出す作業が必要になります。
また、「ピーッ、ピーッ」といった電子音が5回ほど鳴って、そのあと音が止む場合は、HDDのどこかが電気的に故障している時のエラー音です。
これらの場合は、「重度の機械的故障(ハードエラー、ハード故障)」と呼ばれていて、HDDの部品を一部交換したら動く場合もあるし、クリーンルームで分解が必要な場合もあり、さまざまです。
当社では、上記のような異音が発生している場合は、データ復旧の受付を行なっていません。
ただし、上記の症状の場合でも対応可能な他社を紹介することは出来ますので、当社までご連絡下さい。
チェック項目2;エラーメッセージが出る時
HDDをパソコンにつないだときに、何かのエラーメッセージが出るときがあります。
「フォーマットしますか?」と出た時は、データ復旧できる可能性が高いので、次の記事を参考にしながらデータを復元してください。
チェック項目3;シーゲート製HDD特有のエラーの可能性がある時
外付けハードディスクの外側のケースを外して、中からハードディスク本体を取り出せる時は、次の記事を参考にしてシーゲート製のハードディスクかどうかを確認してください。
チェック項目4;電源系統・ケーブル類・USB接続先のチェック
初歩的なミスばかりですが、案外見落としがちな場合もあります。
- 電源が入っているか
- テーブルタップなどが電源オフになっていないか
- 電源アダプタが外れていないか
- USBケーブルがちゃんとつながっているか
- パソコンのUSBケーブルの接続先を変えてみたらどうなるか
チェック項目5;HDDの動作状態のチェック
HDDが動いているかどうかを、HDDに耳を当てたり、手で触ってみて、確認してみてください。
全く動いていないようだったら、HDDの外側のケースを外して、USBのアダプタ経由でパソコンにつなぐと、正常に動くことがあります。
これは外側のケースの基盤や電源が故障しているものの、中身のHDDは問題がない場合です。
HDDの外側のケースの外し方など、具体的なやり方は次の記事をご覧ください。
HDDの機種別の分解方法を写真付きの説明で解説しています。
チェック項目6;HDDのパーティション情報のチェック
ここまでのチェック項目のどれも問題がない場合は、HDDのソフト的な問題がないかを確認してみましょう。
データ復旧業者がよく「論理障害」と読んでいる症状で、次の記事を元にソフトを使えばデータが復元できる場合があります。
それでもダメな場合は
個人では対処できないほどデータの破損状況が重いと思われますので、この場合は当社へデータ復旧のお問い合わせ・見積もりを検討して下さい。
連絡先は以下になります。
当社のデータ復旧のご案内
復旧料金は復旧データ納品後に後払い
復旧失敗時は復旧料金0円、ただし宅急便の往復送料実費のみご負担
作業日数は2-3日(症状により延長の場合あり)
・HDD:33,000円
・NAS:55,000円
(RAID対応の場合は22,000円追加)
(当社ではHDDの内部分解が必要な重度の物理障害には対応していません。ただし、重度でも対応可能な提携他社を紹介することができますので、重度の場合でもご連絡ください。)