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古いパソコンや外付けHDDを廃棄する時に困るのは、どうすれば中に入ったデータを漏洩しないように廃棄するか、です。

ソフトウエア的にデータを完全消去する方法もありますが、より徹底した方法としてはHDDを物理的に破壊する方法になります。

そこでこのページではHDDを物理的に破壊する方法の2つを紹介します。

1つは費用はあまりかかけずに破壊する方法、もう一つは費用はかかるものの、より完全に破壊する方法です。

ちなみに、HDDを物理的に破壊する方法については、可能であればHDD廃棄に対応していて信頼できる廃棄業者に依頼して、廃棄証明書と証明写真を提出してもらうのが最も手軽です。

ここのページで紹介している方法については、HDD廃棄に対応している廃棄業者にあてがなかったり、会社のセキュリティ上どうしても社内で廃棄処理をする必要がある場合に参考にしてください。

また、このページで紹介している方法はパソコン内蔵のHDDや外付けHDDをケースから出してHDDがむき出しになっていることが前提です。

よって、自分でHDDの取り出しが出来ない場合は、取り出しだけをパソコン修理業者やパソコンに詳しい人に依頼する必要があります。

 

目次

 

1. あまり費用をかけずにHDDを破壊する方法

この方法では、HDDの内部を分解して、中にある「プラッター」と呼ばれるデータ保存領域を破壊する方法を紹介します。

ちなみに、HDDはカンタンに分解できないように特殊なネジで留まっているため、次のような先端が星型になったドライバーが必要です。

T8Driver

ネジの形式としては、HDDの外部が「T8」、HDDの内部が「T6」というサイズのネジが使われている場合が多いのですが、HDDの機種によっては違う場合があります。

よって、次に上げたような多数のネジの形式に対応したドライバーセットが応用が利くのでオススメです。

ちなみに、私はHDDの分解をすることが日常的にあるので、値段は高いのですが次のドライバーを愛用しています。

アネックス(ANEX) T型ヘクスローブドライバー T8×60 No.6300

アネックス(ANEX) T型ヘクスローブドライバー T8×60 No.6300

定価:¥ 632

Amazon価格:¥ 335

カテゴリ:Tools & Hardware


 

それでは、実際にサンプルとして次のHDDを分解してみたいと思います。

HddHaiki01

 

次の写真は分解が完了したところです。

HDDの外部はすべてT8のネジ、内部はすべてT6のネジで留まっていました。

HddHaiki02

 

HDDの中に入っていたキラキラ光る円盤が「プラッター」と呼ばれるもので、ここにデータが保存されています。

HddHaiki03

要は、このプラッターを破壊することが「HDDを物理的に破壊する」ことになります。

プラッターは非常に固い材質(アルミニウム・ガラス・セラミックなど)で出来ていて、カンタンには曲がりません。

無理に曲げようとすると破損した時に破片が飛んで非常に危険なので、プラッターの表面が読めなくなるようにアスファルトの上でゴシゴシこすって傷をつけてやります。

HddHaiki04

 

プラッターの表面にまんべんなくキズが付けられたら、元のHDDの中に戻して廃棄しましょう。

廃棄するHDDのゴミ区分は、産業廃棄物なり家電製品なり地方公共団体によって区分が異なりますので、地元の地方公共団体に問い合わせたり指示に従うなり、廃棄の専門業者に依頼するなどしてください。

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2. 費用はかかるものの、より完全にHDDを破壊する方法

この方法は予算が20万円〜30万円ほどかかりますが、役所や金融機関などHDDを多数処分する必要があるところは検討しても良いかもしれません。

次の記事で紹介している専用の機械は、油圧式のレバーでHDD内部のプラッターに穴を開けて、なおかつHDD全体を折り曲げてしまういうことをやっています。

HDB-15にはCD/DVD/BDといった光学メディアや携帯電話などを破壊するためのアタッチメントが付属し、HDB-15ZWはアタッチメントなしでHDDのみを破壊できる。税別直販価格は順に198,000円、180,000円。

アメリカ式破壊対応のHDB-20Vは、V字型に折り曲げた後に、M字型に圧迫して破壊する機構になっており、アメリカ国防総省や国家安全保障局の物理破壊基準に準拠。HDDの廃棄に、よりシビアなセキュリティを求めるユーザー向けと言う。税別直販価格は250,000円。

それぞれ手動油圧式の機構を採用し、大きな力を必要とせずに記憶装置を物理的に破壊できる。作業時間は1台の3.5インチHDDにつき約20秒。消耗品等がなく、ランニングコストがかからないのも特徴。

 

ロジテックの直販サイトから購入可能です。

上段と下段の違いは、上段は穴あけ&折り曲げ&圧迫の3段階の破壊、下段は穴あけ&折り曲げの2段階の破壊です。

上段のほうが破壊が徹底していますが、その分値段も高くなっています。

 


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