こんな症状が起きているハードディスクは故障が近い
ハードディスクは前触れもなく突然壊れることもありますが、徐々に調子が悪くなって壊れる場合も多いです。
そこで、「こんな症状が出たらもうすぐ壊れます」という具体例をあげますので、心当たりの症状が出たら騙し騙し使うのではなく、一刻も早く別のハードディスクやパソコンにデータのバックアップを取ってください。
1. ハードディスク故障の赤信号
- パソコンが認識するのに、以前よりも明らかに時間がかかるようになった
- フォルダ名やファイル名は表示されているのに、開けないフォルダやファイルがいくつかある
- あるファイルを開いたら中身が文字化けしていた
- ファイル名やフォルダ名が文字化けしたものがある
- 一部のフォルダやファイルが消えてしまった
- いくつかあるパーティションのうち、ひとつでも認識できないものがある
- 「ガリガリガリ」といった、以前は聞こえななった異音がするようになった
- データの保存や読み出しの時に、ひっかかるような時がある
特に、異音が聞こえる場合は状態が悪い場合がほとんどです。
次のリンク先の記事では、実際に異音のサンプルが聞けて、ハードディスクがどういった状態かを説明しています。
2. 大量のデータのバックアップをカンタンに取る方法
ファイルのコピーだけをするなら普通にやればよいのですが、「ハードディスクが赤信号」の状態なので、いくつかのエラーがあるとその箇所でコピーが止まってしまいます。
そこで、以下にあげる専用のコピーツールを使えば、一部分のエラーがあってもエラー箇所で止まることなく、エラー部分をスキップしてコピー全体を進めてくれます。
Windows
フリーソフトで「FastCopy」というコピー専門ツールがオススメです。
おすすめの理由は、シンプルで使いやすいことと、コピー速度が速い、無料で使える、の3点です。
「FastCopy」は、こういったコピー専門ツールの定番になっています。
Windows98以降のWindowsなら、98/Me/NT/2000/XP/2003/Vista/7/2008/8/8.1/10と、全て使えます。
FastCopyの使い方については、次のページで詳しく説明しています。
Mac
バックアップ専用ツールの「Sync!Sync!Sync!」がシンプルで使いやすいのでオススメです。
ここで紹介するのは機能制限の無料版ですが、こまかいフォルダ設定をしない限り、有料版を買う必要はありません。
Sync!Sync!Sync!の使い方については、当社のサイトで8つの記事に渡って詳細に説明しています。
3. ハードディスクは、RAID1ミラーリング+別ハードディスクへのバックアップ、が理想です
私は、仕事など業務でデータ保管用にハードディスクの購入を検討している方にアドバイスを求められた場合は、
- RAID1ミラーリング
- 別ハードディスクへのバックアップ
を強く勧めています
こうするとバックアップを2つ取っていることになり、よっぽど運が悪い場合でもない限り、同時に故障してデータが消失する危険性を回避できるからです。
具体的なオススメの商品を以下にあげておきます。
RAID1ミラーリング対応外付けハードディスク
RAID1ミラーリングネットワーク型ハードディスク
当社のデータ復旧のご案内
復旧料金は復旧データ納品後に後払い
復旧失敗時は復旧料金0円、ただし宅急便の往復送料実費のみご負担
作業日数は2-3日(症状により延長の場合あり)
・HDD:33,000円
・NAS:55,000円
(RAID対応の場合は22,000円追加)
(当社ではHDDの内部分解が必要な重度の物理障害には対応していません。ただし、重度でも対応可能な提携他社を紹介することができますので、重度の場合でもご連絡ください。)