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LinkStationとMacを直接接続してファームウェアをアップデート

バッファローのNAS製品、LinkStation/TeraStationのファームウェアのアップデート(更新)についてのブログ記事です。

通常は直結してアップデートをすることはないのですが、LinkStation/TeraStationが「EMモード」などの異常事態には、この方法で復旧する場合があります。

また、このページでは、MacとLinkStation/TeraStationを直結して、ファームウェアのアップデートを行う手順を、スクリーンショットなども使ってわかりやすく説明しています。

Windowsについては別ページで説明していますので、そちらを御覧ください。

なお、以下の説明では、LinkStationのLS-WVLシリーズをサンプルとして使っていますが、その他の機種でも細かい部分の違いはあっても、作業の流れは同じです。

また、以下にこのページの関連記事のリンクを貼っておきますので、必要に応じて参照してください。

1. 用意するもの

この操作を行う大前提として、アップデートで使うMacは、有線LANが使えることが必須条件となります。

Macに有線LAN端子がない場合は、次にあげるようなUSB端子に差し込むLANアダプタを使って、有線LANが使えるようにしてください。

以下のアダプタはドライバのインストールが必要で、macOS(OS X)10.10 Yosemite以降に対応しています。

以下のアダプタはMacはドライバレスで使えるとのことですが、実物を入手して確認しておりません。

また、MacとNASを直結するためのLANケーブルも用意してください。

以下にLANケーブルの製品情報をあげていますが、そのへんにあるありきたりのLANケーブルでかまわないので、手元にあればわざわざ買う必要はありません。

2. 事前にNasnavigator2をインストールしておく

このアップデート方法では「Nasnavigator2」を使うので、あらかじめ「Nasnavigator2」がインストールされている必要があります。

まだインストールしてなかったら、バッファローの公式サイトからダウンロードしてインストールして下さい。

3. アップデート専用アプリのダウンロード

▶ バッファロー公式サイトの「ソフトウエアダウンロードサービス」をWebブラウザで開きます。

▶ ページが開いたら、一覧表の中からアップデートを行うLinkStation/TeraStationの機種を探します。

今回は説明用のサンプルとして、LS-WVLシリーズを探してみたいと思います。

▶ ダウンロード可能なソフトがいくつか表示されます。

今回はMacs用のアップデート専用アプリをダウンロードするので、以下の画面では下段の矢印の「LinkStationシリーズファームウェアアップデーター(Mac)」をクリックします。

▶ 画面が切り替わったら、画面の一番下までスクロールして、「ダウンロードソフトウエア使用許諾契約に同意してダウンロードする」の部分を探します。

▶ 「ダウンロードソフトウエア使用許諾契約に同意してダウンロードする」の部分をクリックして、ダウンロードを開始します。

▶ アップデート用のプログラムがダウンロードされたら、ダブルクリックして圧縮ファイルをdmgファイルに復元します。

 

 

▶ dmgファイルに復元が完了したら、ダブルクリックしてマウントします。

 

 

▶ しばらくすると、dmgがマウントされて以下のような「update」というファイル名のアップデート専用アプリが表示されます。

 

▶ ここまでの作業が完了したら、まだアプリは実行しません。

実行前にやることがまだあるので、いったん次に説明する別の作業に移ります。

4. 実際にファームウェアのアップデートを行う

作業のおおまかな流れ

この手順では、おおまかな流れは次のようになります。

  • 1. LinkStation/TeraStationのネットワーク情報を調べる
  • 2.Macのネットワーク情報を調べて、一時的に変更する
  • 3. アップデートを行う
  • 4. Macのネットワーク情報を元に戻す

ポイントは、2番目のネットワーク情報を忘れないように紙にメモ書きしておくことと、4番目の元に戻すことです。

これらをミスってしまうと、Macがネットワークにつながらなくなるので、注意が必要です。

以下から、具体的な操作方法の説明です。

4-1. LinkStation/TeraStationのネットワーク情報を調べる

▶ 作業に使うMacと、アップデートを行うLinkStation/TeraStationの両方の電源を落として、有線LANケーブルで接続してから、両方の電源を入れます。

▶ Macの中のNasnavigator2を起動して、アップデートを行うLinkStation/TeraStationの次の2つのネットワーク情報を調べて紙などにメモしておきます。

メモが済んだら、Nasnavigator2は終了して構いません。

  • IPアドレス
  • サブネットマスク

調べ方は、Nasnavigator2でアップデートを行うLinkStation/TeraStationを選択すると、次のように画面に表示されます。

次の例では、「IPアドレス:169.254.115.113」「サブネットマスク:255.255.0.0」となっています。

4-2. Macのネットワーク情報を調べて、一時的に変更する

ここからはMacのネットワーク情報を変更する作業に入ります。

変更前のネットワーク情報がわからくなって元どおりのネットワーク情報に戻せなくなると、Macがネットワークにつながらなくなるので注意してください。

また、以下の説明ではmacOS 10.12 Sierraの画面を使っています。

▶ Macの「システム環境設定」を開きます。

「システム環境設定」のアイコン

▶ 「システム環境設定」が開いたら、「ネットワーク」をクリックします。

▶ 「ネットワーク」が表示されたら、まず左側のネットワーク一覧から有線ALNを選んでから、次に右に表示されている項目を紙にメモしておきます。

家庭で使ってるMacのほとんどと、職場のMacの多数は、図のように「DHCPサーバを使用」になっていると思います。

「DHCPサーバを使用」になっている場合は、メモを取る必要はありません。

ただし、職場のMacでは職場によっては「DHCPサーバを使用」ではない場合があるので、この場合はメモを取るのは必須です。

▶ いよいよ、ネットワーク情報を一時的に変更する作業を行います。

事前にNasnavigator2を使って、LinkStation/TeraStationの「IPアドレス」「サブネットマスク」を調べていると思うので、その情報を元に入力する値を決定します。

以下のサンプル画面では、Nasnavigator2で調べた情報を元にしています。

<元になった情報>

🔽

<元になった情報を使って、入力する値を決定する。>

項目入力内容入力例
1IPv4の設定手入力手入力
2IPアドレスNasnavigator2で調べたLinkStation/TeraStationのIPアドレスの末尾を+1または-1して入れる169.254.115.114
3サブネットマスクNasnavigator2で調べたサブネットマスクそのまま入れる255.255.0.0
4ルーターNasnavigator2で調べたLinkStation/TeraStationのIPアドレスそのまま入れる169.254.115.113
5適用ボタン入力完了後にクリックする

🔽

<実際に値を入力する>

▶ ネットワーク情報を変更したら現在開いているネットワーク設定の画面は消さずにMacの画面の端にでも置いておいてください。

というのは、ファームウェアのアップデート後にまた同じ画面を開いてもとに戻すためです。

▶ この後は引き続いてファームウェアのアップデートを行います。

4-3. アップデートを行う

▶ マウントされたdmgのにあるアップデート専用プログラム、「update」をダブルクリックで実行します。

▶ 以下のように「開いてもよろしいですか?」と表示されたら、右下の「開く」のボタンをクリックします。

▶ 以下のように「ファームウェアアップデート」の画面が表示されたら、左上のアップデート対象のLinkStation/TeraStationを確認してから、右下の「ファームウェア更新」ボタンをクリックしてアップデートを実行開始します。

もしもアップデート対象が表示されない場合は、画面左下の「再検索」のボタンをクリックしてみてください。

▶ 管理者パスワードを入れる画面が出るので、パスワードを入力してから「OK」ボタンをクリックするとアップデートが開始されます。

パスワードがわからない場合は、初期値から変更をしていなければ「password」のはずです。

▶ 以降は画面の指示に従ってアップデートを進めてください。

このあとは、一時的に変更したMacのネットワーク情報を元に戻す作業を行います。

4-4. Macのネットワーク情報を元に戻す

▶ Macの画面の端に置いておいたネットワーク設定の画面で、現在の一時変更状態を元の状態に戻します。

<一時変更状態>

🔽

<一時変更前の状態>

▶ 直接接続してアップデートを実行する手順の説明は、ここまでです。

5. もしもアップデートに失敗した時は?

対処法については、以下のリンク先で紹介していますので、御覧ください。

また、当社でLinkStationのデータ復旧も行っています。

詳しくは以下をご覧ください。

当社のデータ復旧のご案内

データ復旧料金は容量・症状に関係なく定額
復旧料金は復旧データ納品後に後払い
復旧失敗時は復旧料金0円、ただし宅急便の往復送料実費のみご負担
作業日数は2-3日(症状により延長の場合あり)

・HDD:33,000円
・NAS:55,000円

(RAID対応の場合は22,000円追加)
(当社ではHDDの内部分解が必要な重度の物理障害には対応していません。ただし、重度でも対応可能な提携他社を紹介することができますので、重度の場合でもご連絡ください。)
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