今回は、2005〜2008年ごろに発売されていた、IOデータの据え置き型ハードディスクの「HDC-Uシリーズ」とその姉妹機種の、分解方法、データ復旧・復元・取り出し方法を説明します。

今回紹介する「HDC-Uシリーズ」が最初に発売されたモデルで、その後に発売された姉妹型番の「HDC-UX」シリーズは分解方法がほぼ100%同じです。

このハードディスクの分解の難易度は、外付けのハードディスクとしてはとても高く、ケースの組み立て方のせいで一部のツメを壊さずに分解することは難しいです。

自分でハードディスクの分解や復旧作業を行わず、データ復旧専門の当社に依頼を検討中の方は、以下にご連絡下さい。

 

目次

  1. 主な仕様
  2. 外観写真
  3. 分解難易度
  4. 対象型番
  5. 分解しなくてもデータ復旧できる症状の見分け方
  6. 分解手順
  7. データ復旧方法
  8. それでもデータ復旧できない場合は

 

1. 主な仕様

  • 発売時期;2005年〜2008年頃
  • インターフェース;標準モデルはUSB2.0接続、姉妹モデルはUSB2.0 & eSATA接続
  • 内部HDDの形式;3.5インチのIDEまたはSATAが1台(出荷時期によってIDEとSATAが混在)
  • 初期フォーマット形式; FAT32(1パーティション)
  • 機能上の特徴;サイドパネルがアルミで大きく取られて放熱性を考慮し、ファンレスで静音
  • 外見上の特徴;白いプラスチックのフレームに囲まれたアルミ製の筐体

 

2. 外観写真

IOデータUSB外付けハードディスクHDC-Uシリーズ

正面斜め前から

電源やUSBなどのコネクタはすべて背面に集中して配置

 

3. 分解難易度

  • 難易度は5(5段階で1が最も簡単、5が最も難しい)
  • ケースを留めるのにネジではなくツメが数カ所使われているが、外見からはどこにツメがあるか見えない上、ツメのはめ込み方の作りにより全てのツメを完全に破損することなく分解することは難しい

 

4. 対象型番

HDC-Uシリーズ・基準モデル(USB2.0 接続)

型番 容量
HDC-U1.0LE 1TB ホワイト
HDC-U500 500GB
HDC-U500/M
HDC-U400 400GB
HDC-U320 320GB
HDC-U320/M
HDC-U300 300GB
HDC-U250 250GB
HDC-U160 160GB

HDC-UXシリーズ・姉妹モデル(USB2.0 & eSATA 接続)

型番 容量
HDC-UX750 750GB ホワイト
HDC-UX500 500GB
HDC-UX500A
HDC-UX400 400GB
HDC-UX320 320GB
HDC-UX320A
HDC-UX300 300GB
HDC-UX250 250GB
HDC-UX160 160GB

 

5. 分解しなくてもデータ復旧できる症状の見分け方

パソコンにハードディスクをつないだ場合に、次のいずれかのエラーメッセージが出る場合は「論理障害」と言い、ハードディスクを分解することなく、市販のデータ復旧ソフトでデータ復旧ができます。

  • フォーマットしますか?
  • フォーマットする必要があります。
  • ディスクはフォーマットされていません。

この状態の詳しい説明や具体的な復旧方法は、以下のリンク先の記事をご覧ください。

外付けHDD | ディスクはフォーマットされていません | 原因と解決法

 

6. 分解手順

1) 分解に必要な工具として、ケースをこじ開ける時に使うマイナスドライバー何種類かと、プラスネジを外す時に使うプラスドライバーを用意します。

こじあけ用のマイナスドライバーは、先端が硬いものが良いです。

ドライバー各種

 

2) ハードディスクの電源コードをつなぐ部分を右にして、サイドのアルミパネルの「I-O DATA HARD DISK HDC」のロゴが正面に見えるように机の上に置きます。

まず、ハードディスクの上の白いフレームについて説明すると、写真では赤い丸の①②③で表している3ヶ所のウラにツメが隠れています。

さらに、真裏も同じ位置に④⑤⑥の3ヶ所のツメがあるので、上の白いフレームは合計6ヶ所のツメで留まっています。

同様に、下の白いフレームも上のフレームと同じように表裏で合計6ヶ所のツメで留まっています。

写真で写っている青い丸の①②③の部分と、写真では見えない裏側の④⑤⑥になります。

このハードディスクの分解作業では、上の白いフレームと下の白いフレームを外すのが最大の難関で、ここがクリアできれば後はカンタンです。

ハードディスクHDC-Uヨコ

 

3) まず上の白いフレーム、赤い丸の①または③からツメを外します。

コツとしては、ツメが隠れているであろうすぐそばのアルミの部分を押し下げながら、ゆっくりと白いフレームを真上にずらしていくことです。

1回では絶対に外れないので、20回ぐらいちょっとずつずらしながら外すつもりで慎重に作業を進めていきます。

真ん中の②の部分はとても硬いので最後にして、左の①と右の③を交代交代に少しずつ進めていきます。

ハードディスクHDC-U上のフレーム外す

 

4) 左の①と右の③の部分がある程度外れてフレームを留めている溝が見えてきたら、いよいよ真ん中の②を外します。

これの外し方は、マイナスのドライバーをツメが隠れているであろう部分の左右を何度も何度も慎重に少しずつ押し込んで広げて、フレームを留めている溝が見えるまでフレームを外していきます。

フレームは完全に外れなくでも、溝が見える程度でいいです。

ハードディスクHDC-U真ん中の周囲を広げる

 

5) ある程度②のそばの溝が見えてきたら、マイナスドライバーで②の左右で奥まで刺さる部分を探し当てます。

探し当てたら、なるべく奥までドライバーを差し込んでから、次にドライバーをテコの原理で「グイッ」と立ち上げてツメを外します。

1回でツメが外せなそうだったら、②の周りで何度か同じ作業を行って、慎重にツメを外します。

ハードディスクHDC-U真ん中の奥までドラーバーを差し込む

ハードディスクHDC-U真ん中のツメをテコの原理で外す

 

6) フレームの表側、①②③のツメが外せたら、あとは真裏の④⑤⑥のツメはフレームをグラグラずらしながら外せばカンタンに取り外せます。

ハードディスクHDC-U上のフレームが外せた

 

7) ここまでで上のフレームが外せたので、下のフレームも全く同じ要領でツメを外してフレームも外します。

ハードディスクHDC-U下のフレームが外せた

 

8) 上下の白いフレームが外せたら、左右の白いフレームを手でゆっくりひっぱって外します。

ツメやネジなどがないので、力を入れなくてもカンタンにはずれます。

ハードディスクHDC-U左右フレーム外す

 

9) 上・下・左・右、すべての白いフレームが外せたら、サイドパネルを留めている左端と右端のネジを外します。

ハードディスクHDC-Uサイドパネルを留めているネジを外す

 

10) アルミのサイドパネルが外せたら、中のハードディスクが見えます。

ハードディスクを留めている大きなプラスネジが全部で4つあるので、すべて外します。

ハードディスクHDC-Uハードディスクを留めているネジを外す

 

11) ネジが外せたら、鉄製のフレームからハードディスクを取り出して、接続ケーブルを慎重に取り外します。

ハードディスクによっては、この写真とは若干異なることがあります。

ハードディスクHDC-Uハードディスクをフレームから外す

 

12) ハードディスク本体が取り出せました。

続けて、次の「データ復旧方法」に進んで下さい。

ハードディスクHDC-Uハードディスクを取り出せた

 

7. データ復旧方法

ハードディスクを3.5インチのハードディスク・ケースや、USB接続アダプターに取り付けて、パソコンと接続してみます。

うまくいけば、パソコンから認識できて、データの復旧ができます。

最初の方にも書きましたが、このハードディスクでは出荷時期によって「IDE形式」または「STA形式」のどちらかになるのですが、分解してハードディスク本体を取り出してみるまではどちらかはわかりません。

しかし、以下に紹介している「ハードディスクケース」と「USB接続アダプター」では、両方とも「IDE形式」「SATA形式」のどちらともに対応しています。

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パソコンから認識できなかったり、データの復旧・復元ができないときは、次の記事も参考にしてください。

データ復旧できるか無料ソフトでチェック!ファイナルデータ体験版

 

8. それでもデータ復旧できない場合は

若い医師

上記のいずれの方法でもデータ復旧ができない場合は、ハードディスクの故障具合がより複雑ですので、データ復旧専門の当社をご利用ください。

素人判断で下手に色々といじくりまわすと、復旧できたかもしれない状況を悪化させてしまいます。

また、「自分で復旧作業をするのは不安なので、最初から専門家に任せたい」という方も、当社までご連絡ください。

連絡先は以下となります。


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