MacバックアップソフトSync!Sync!Sync! (1) 概要、入手とインストール
Macのバックアップソフト「Sync!Sync!Sync!」について、どんなバックアップソフトで、どうやって入手とインストールをするか、について説明します。
Macの標準バックアップ機能の「TimeMachine」との比較も行います。
また、Sync!Sync!Sync!について、いくつかの関連ページがありますので、次のリンク先もご覧ください。
関連ページ一覧
(1) 概要、入手とインストール(当ページ) | (2) バックアップの基本設定をする |
(3) 手動バックアップを実行する | (4) 自動バックアップを使ってみる |
(5) バックアップ後にメール送信(スクリプト利用) | (6) 除外設定でバックアップ時間を節約する |
(7) 世代管理とは何か | (8) バックアップ方式を理解する |
1. Sync!Sync!Sync!は、どんなバックアップソフトか?
ごく簡単に言うと、MacのFinder(ファインダー)でファイルコピーをする作業を自動化したものです。
Finderのファイルコピーと同等なので、バックアップ結果のフォルダやファイルは普通にFinderで読み出しが可能です。
また、Sync!Sync!Sync!は試用版と有料版があり、試用版では3組までのバックアップ設定が可能ですが、試用期限はありません。
よって、バックアップ設定が3つ以内であれば、試用版を使い続けることが可能です。
2. Sync!Sync!Sync!をMacのTimeMachineと比較したメリット・デメリット
Macには標準で自動バックアップできる「TimeMachine」という機能がありますが、これは「イメージ作成型バックアップ」で、起動可能なOSも含めて全てのデータを1つのファイルにまとめてバックアップする上、復元時には「TimeMachine」が必ず必要です。
一方、今回紹介するSync!Sync!Sync!は「ファイルコピー型バックアップ」で、OSは起動可能な形ではバックアップできませんが、通常のファイルコピーと同じようにシンプルなファイルコピーなので復元時にはSync!Sync!Sync!などの専用のソフトは必要ありません。
こういった点も含めて、TimeMachineとSync!Sync!Sync!の比較表を以下にまとめました。
2-1. TimeMachineとSync!Sync!Sync!の比較表
比較して優れている方には、背景を黄色に表示しました。
TimeMachine | Sync!Sync!Sync! | ||
1 | 区分 | イメージ作成型バックアップ | ファイルコピー型バックアップ |
2 | 設定の簡単さ | 子どもでもできるぐらいとてもカンタン | やや難しい |
3 | 週1回・月1回といったバックアップ | できない(1時間に1回しか指定できない) | できる |
4 | 部分的に選択してバックアップ | できない(特定のフォルダやドライブの除外はできる) | できる |
5 | Macが起動しない時にOSの復元 | 標準でできる | できない |
6 | バックアップしたデータの形式 | 1つの巨大なファイル(=イメージファイル) | 個々のファイル |
7 | バックアップからの復元 | TimeMachineでないと復元できない | Sync!Sync!Sync!が入っていないMacでも復元できる |
8 | バックアップしたデータの一部分が壊れた場合 | すべてのデータが使えなくなる | 部分的に壊れても他の部分は影響なく復元できる |
2-2. TimeMachineとSync!Sync!Sync!の使い分けはどうするか?
上記の表から考えて、TimeMachineとSync!Sync!Sync!を併用して、次のように使い分けるのがオススメです。
- TimeMachine・・・OSや作成データの一切合切をまるごとバックアップ
- Sync!Sync!Sync!・・・個人データ(デスクトップ上の作成データ、書類・ピクチャ・ミュージックなど)などの自分で作成しているデータを適当なタイミングで定期的にバックアップ
2つの異なったバックアップアプリでバックアップを取ることにより、どちらかがうまくバックアップ取れていなかった時の保険にもなります。
3. Sync!Sync!Sync!の入手方法とインストール方法
1) Sync!Sync!Sync!は開発者様の公式サイトから入手できます。
次のリンクをクリックしてください。
2) 開発者様のサイトを開いたら、以下のように、画面を何回かスクロールして現れる「Sync!Sync!Sync!(2.8MB)をダウンロード」のリンクをクリックして、ダウンロードを開始します。
ちょうどスクリーンショットが何枚か貼られた箇所の少し上になります。
3) ダウンロードが完了したら、ダウンロード先に保存されている「Sync3LE.dmg」のファイルをダブルクリックします。
ちなみに、LEという文字は「試用版・機能制限版」という意味のLimited Editionの頭文字と思われます。
4) dmgファイルをファブルクリックしてしばらくしてから表示される画面の「Sync!Sync!Sync!LE」のフォルダアイコンを、フォルダアイコンごと「アプリケーション」のフォルダにドラッグ・アンド・ドロップします。
5) ドラッグ・アンド・ドロップし終わったら、「Sync!Sync!Sync!LE」のフォルダをダブルクリックして中身を開きます。
6) 表示されるいくつかのアイコンの中から、自動車の形をしたアイコンの「Sync!Sync!Sync!LE.app(.appの表示がない場合もあり)」を、マウスやトラックパッドで右クリックします。
7) 右クリックして表示されたメニューの一番上の「開く」をクリックして選びます。
8) 「”Sync!Sync!Sync!LE.app”はインターネットからダウンロードされたアプリケーションです。開いてもよろしいですか?」と表示が出たら、「開く」ボタンをクリックして開きます。
9) しばらくすると、Sync!Sync!Sync!の初期画面が表示されます。
インストールの説明はここまでです。
バックアップの設定方法については、設定項目が多岐に渡るので、ページを改めて説明します。
このページの記事は以上です。
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