【2023年版・データ復旧業者が選ぶ】壊れにくい、おすすめの外付けSSD

「今まで外付けHDDを使ってきたけども、そろそろ外付けSSDを使ってみたい」といった方向けに、「壊れにくいおすすめの外付けSSD」を紹介します。
どういったSSDが壊れにくいのか、それを踏まえて具体的なおすすめの商品を紹介します。
壊れにくいSSDとは、どんなSSD?
ここでは、「壊れにくいSSD」とは、次の3つの条件を満たすものと捉えています。
- ① 発熱を効率的に放熱できる
- ② 落下や水濡れに対して強い
- ③ USB端子が破損しにくい
以下は、①から③について説明します。
①の発熱ですが、SSDは長時間連続してデータの読み書きを行うと、HDD以上に高熱になります。
高速にデータの読み書きができるSSDほど、それが顕著になります。
以下の写真は、デスクトップパソコン内蔵SSDの冷却用のヒートシンクという部品です。

発熱の影響で、ある日突然SSDが故障するといったことは十分考えられるので、効率的に熱を逃す仕組みになっているのが理想です。
次に②の落下や水濡れについてですが、これは外付けHDDでも故障の原因としてよくあるものです。
HDDよりは衝撃には強いものの、精密な電子機器であることには変わりありません。
最後の③のUSB端子については、次の図を見てください。
これは、外付けHDDでよく見られるUSB端子の「USBマイクロB」ですが、この端子の故障をいくつも見てきました。

対して、以下の「USBタイプCオス」であれば、故障ゼロではありませんがほとんど見たことがありません。

以上、①から③まで説明しましたが、これらの条件を多く満たす外付けSSDを「壊れにくいSSD」としています。
では、ここからは具体的なおすすめの機種を紹介します。
おすすめの外付けSSD
外付けのSSDは多数のメーカー・機種が出ていますが、発売以来Amazonなどのランキングで常に上位をおさえているのは、以下の「SanDisk」のシリーズです。
SanDiskは自社でSSDを生産できるメーカーで、パソコン用SSDが出始めた頃から実績のある老舗メーカーです。
さらに、他メーカーの保証が1年なのに対して、以下で紹介している製品は3年や5年となっており、これは製品に自信がないとできないことです。
実際に、個人的にも何度か使ったことがあり、他のユーザの声も聞いていますが、特に大きな問題もなく満足度が高いです。
グレードとして3種類ありますが、特徴と使い分けは以下を目安にしてください。
項目 | 【プロモデル】 | 【スタンダードモデル】 | 【ベーシックモデル】 |
---|---|---|---|
① 発熱を効率的に放熱できる | ![]() | ![]() | ![]() |
② 落下や水濡れに対して強い | ![]() | ![]() | ![]() |
③ USB端子が破損しにくい | ![]() | ![]() | ![]() |
↓ | |||
おすすめの使用シーン | 読み書きの速度が速く、放熱性に優れているので、動画編集など大量のデータを読み書きする場合 | 衝撃と水滴に強いので、持ち運びする場合 | 防滴には対応していないがリーズナブルなので、持ち歩きしない場合 |
【プロモデル】

【スタンダードモデル】

【ベーシックモデル】

項目 | 【プロモデル】 | 【スタンダードモデル】 | 【ベーシックモデル】 |
---|---|---|---|
読み/書き速度 | 2000MB/秒 | 1000MB/秒 | 520MB/秒 |
落下保護 | 2mの高さから落下 | 3mの高さから落下 | 2mの高さから落下 |
防滴・防塵 | IP55 | IP65 | – |
ボディ素材 | アルミ+シリコン | シリコン | シリコン |
USBインターフェース | USB 3.2Gen 2 x2 | USB 3.2Gen 2 | USB 3.2Gen 2 |
USB端子 | Type-C | Type-C | Type-C |
保証期間 | 5年 | 5年 | 3年 |
暗号化 | ハードウエア(自動) | ハードウエア(自動) | ソフトウエア(任意設定) |
保存容量 | 4TB/2TB/1TB | 4TB/2TB/1TB/500GB | 2TB/1TB/480GB |
上記で紹介したSanDiskのSSDの持ち運び用の、専用のケースも購入できます。
こういったケースが発売されるほど、SanDiskのSSDは外付けSSDのスタンダードとなっています。

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