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バッファローLinkStation LS420D/220Dシリーズ RAID設定の基礎知識

声を大にして言いたいのは、「RAIDはバックアップではない」ということです。

バッファローのLinkStationのLS420DシリーズやLS220DシリーズのRAID設定を行う前に、必ず知っておきたい「RAIDの基礎知識」について説明します。

 

 

1. LS420Dシリーズについて重要な注意点

LinkStationのLS420Dシリーズは、購入時にはRAID0になっていて、データの二重化はされていません。

データの二重化を行うRAID1には、買った人が自分で設定をやらなければなりません。

LS420Dの商品説明のパッケージや公式サイトには、「購入当初はRAID0」ということが小さくわかりづらく表記されているので見落としがちです。

 

2. このページで説明している対象機種

以下の表を見ても分かる通り、購入時にはLS420DシリーズだけがRAID0で、ほかは全てRAID1です。

LS420Dシリーズ(高速タイプ)

型番容量初期RAID
LS420D08028TBRAID0
(ストライピング)
LS420D06026TB
LS420D04024TB
LS420D02022TB

LS220Dシリーズ(標準速度タイプ)

型番容量初期RAID
LS220D08028TBRAID1
(ミラーリング)
LS220D06026TB
LS220D04024TB
LS220D02022TB

LS220DBシリーズ(3年保証・標準速度タイプ)

型番容量初期RAID
LS220D0602B6TBRAID1
(ミラーリング)
LS220D0402B4TB
LS220D0202B2TB

LS421Dシリーズ(オーディオ向け・高速タイプ)

型番容量初期RAID
LS421D0402P4TBRAID1
(ミラーリング)

3. RAIDとは何か、ごくカンタンな説明

RAIDとは、2台以上のHDDを組み合わせて1台にまとめて見せかけて使えるようにする技術です。

RAIDを使うのは主に次の2つの場合です。

  1. HDDが1台だけでは容量が足らないので、複数台組み合わせてより大容量のデータを保存できるようにしたい場合
  2. 複数台のHDDでお互いにデータを二重化して持つことにより、ある1-2台のHDDが故障してもいきなりデータが読めなくなるのを防ぎたい場合(冗長化と言います)

1のニーズがある場合には容量が稼げる「RAID0(ストライピングとも言います)」、2のニーズがある場合はデータの二重化ができる「RAID1(ミラーリングとも言います)」を使うことになります。

 

4. RAIDはバックアップの替わりにはならない

注意しなければいけないのは、RAIDはバックアップではないということです。

RAIDを組んでいるLinkStationの本体が壊れたり、停電や落雷ですべてのHDDが同時に故障することが割りと頻繁に起きます。

あるいは、RAID1(=ミラーリング)で2台のHDDの1台が壊れたのに気がづかないままHDD1台だけで使っていて、その残りの1台も壊れることも割と起きています。

よって、データのバックアップはメインで使っているLinkStationとは別のUSB外付けHDDや、別のLinkStationなど、物理的に完全に別なメディアに取らなければいけません。

 

5. RAID0(ストライピング)のメリット・デメリット

メリット

  • 複数のHDDを組み合わせて、HDD1台だけでは不可能な大容量のHDDが使用できる
  • データを分割して複数のHDDに書き込むので、書き込んだデータを読み込むときの速度はHDD1台だけの時よりも速くなる

デメリット

  • データを分割して複数のHDDに書き込んでいる性質上、HDDが1台でも壊れたらすべてのデータが壊れる

 

6. RAID1(ミラーリング)のメリット・デメリット

メリット

  • データの二重化が自動的にされているので、HDDの1台が壊れてもRAID0のように直ちに全てのデータが壊れるということがない

デメリット

  • 2台のHDDに同じデータを書き込むので、HDDの全容量の半分しか使用できない
  • 「RAID1を使っているからバックアップはいらない」「RAID1ならデータが消えることは絶対ない」という油断が招くデータ消失の危険性

 

7. 結局、RAID0とRAID1はどっちを使えばよいのか?

RAIDはバックアップではないので、USB外付けHDDなどに必ずバックアップを取る体制を作った上で、どっちを使った方が良いかを言います。

LinkStationにトラブルがあったときに、少しでもデータの復旧できる可能性を残すという意味ではRAID1をすすめます。

しかし、こまめにバックアップを取って、週に一回以上は目視でもバックアップ先のデータを確認しているなど、完璧なバックアップ体制を整えているのなら、データの大容量と読み出し速度が速くなるRAID0を使うのもアリだと思います。

 

8. 実際にRAID0やRAID1への変更をする手順

実際の手順については図解も入れて説明が長くなるので、以下のリンクからそれぞれのページを参照してください。

 

このページの記事は以上です。

 

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