【データ復旧業者が選ぶ】壊れにくい、おすすめのHDD/SSDケース
外付けHDDケースを買う時に、値段だけで決めていませんか?
筆者はデータ復旧業者として、毎日何台もHDDケースを検査・復旧作業を行っていますが、正直言ってHDDケースに当たり外れはあります。
そこでこの記事では、データ復旧業者の経験上おすすめできるHDDケースを紹介します。
HDDケースを選ぶ基準としては、「なるべく壊れにくい」「しかし、コスパもそこそこ重視したい」という欲張りなニーズにお答えしています。
「壊れにくいHDDケース」とは、どんなケースか?
「壊れにくいHDDケース」を考えるために、逆に「壊れやすいHDD」について考えてみます。
最近、USB3.0が普及してきてデータの読み書きの速度が以前の2.0の何倍も速くなってきたのは良いのですが、一点だけ非常に気になっていることがありました。
それは、USB 3.0接続のポータブル型外付けHDDケース(2.5インチHDD)のほとんどで採用されているUSB接続端子、「USB 3.0 マイクロBオス端子」が接続エラーになったり壊れやすいという点です。
以下の写真のような形状をしており、ちょっと無理な力がかかると折れたり、折れないまでも接続エラーとなります。
一方、USB 3.0接続には別の形の端子もあり、以下の3種類の「USB 3.0 タイプAオス端子」と「USB 3.0 タイプBオス端子」と「USB 3.0 タイプCオス端子」については、多少の力がかかっても壊れない形状となっています。
そこでこのページでは、USB接続端子が壊れにくいという意味で、「壊れにくいHDDケース」を集めてみました。
おすすめの据え置き型外付けHDDケースを紹介(AC電源が必要なタイプ)
まずは、定番の製品を紹介します。
内蔵HDDが12Bまで対応しています。
接続端子も3.5インチHDDで最もよく目にする「USB3.0タイプBオス型」で接続が安定、本体はアルミボディで放熱性が良し、ファンレスで静か、と優等生的な製品です。
次に、内蔵HDDが20TBまで認識できる次の製品もオススメです。
接続端子も故障や接触不良に強く、HDD側が「USB Type-Cオス型」でパソコン側が「USB標準Aオス型」です。
おすすめのポータブル型外付けHDDケースを紹介(AC電源が不要なタイプ)
2.5インチのHDD/SSDには、厚みが7mm/9.5mm/14mmと3種類あるので注意が必要です。また、HDDのケースの仕様で2TBまで対応のものが多いので、その点にも注意が必要です。
2-a. HDDの容量が4TBまで&HDDの厚みが7mm/9.5mmの場合
このHDDケースはスケルトンで中身が見えるという他にはない特徴があります。
見た目だけと思いきや、同類のケースでは認識できる内蔵HDDが2TBまでが多い中、6TBまで認識できます。
さらに、接続端子も故障や接触不良に強く、HDD側が「USB Type-Cオス型」でパソコン側が「USB標準Aオス型」です。
2-b. HDDの容量が4TB超え~10TB、または厚みが14mmの場合
ハッキリ言って、選ぶほどの選択肢がありません。3.5インチのケースを2.5インチHDD内蔵で使うという形になります。
この製品では、2.5インチでも3.5インチでもほとんどのHDDが搭載できますが、電源アダプタが必要な点に注意が必要です。(普通、2.5インチHDDケースでは電源が不要。)
接続端子は3.5インチHDDで最もよく目にする「USB3.0タイプBオス型」なので、接続がぐらつくことがありません。
内蔵HDDは10TBまで対応しています。
このページの記事は以上です。
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復旧料金は復旧データ納品後に後払い
復旧失敗時は復旧料金0円、ただし宅急便の往復送料実費のみご負担
作業日数は2-3日(症状により延長の場合あり)
・HDD:33,000円
・NAS:55,000円
(RAID対応の場合は22,000円追加)
(当社ではHDDの内部分解が必要な重度の物理障害には対応していません。ただし、重度でも対応可能な提携他社を紹介することができますので、重度の場合でもご連絡ください。)