同一フロア内の事務所や工場内でNASを導入したり、リプレースすることもあると思いますが、注意すべきポイントを5つあげておきます。

重要度が高いものから1〜5の順番に並べています。

最後に6では、以上の条件にあったオススメのNASの具体的な機種を紹介しています。

目次

  1. バックアップは必ず取る
  2. できればRAIDも導入する
  3. 必要なデータ容量の見積もりはどう計算するか
  4. UPSで停電・瞬断に対策
  5. メンテナンス性
  6. 以上の条件を備えた、オススメの業務用NASの紹介

1. バックアップは必ず取る

NASはいつか必ず壊れることを前提で考える

どんな高価なNASや、信頼性が高いと言われているメーカーの製品を使おうとも、壊れるときは壊れます。

また、空調や温度に注意していたとしても、壊れるときは壊れます。

それが翌日なのか、10年先なのか、ひょっとしたら運が良ければ壊れないかもしれません。

もしも、部署で使っているNASの中のデータのバックアップを取ってなくて、NASのデータが全部消えたり修復できないとなると、部門長の責任問題になりますし、取引先や社内他部署からの信頼を大きく損ねます。

仕事や個人のデータは、どこかで買ってくるということができないことを、肝に銘じておくべきです。

バックアップのしくみを必ず作る

いつNASが壊れても大丈夫なように、定期的にデータはNASの外の別媒体にバックアップしている、という状態を必ず作ってください。

どんなNASを入れるとしても、安いNASや高価なNASに関係なく、データ消失を防ぐために、バックアップを取る仕組みを作ってください。

自動バックアップ機能がついていないNASは使わない

最近のNASはほとんど、タイマーを設定した時間になると、自動的に同一ネットワーク上の別のNASや、外付けのHDDにバックアップを取れるようになっています。

しかし、古いNASや、最近でも一部の廉価版のNASには自動バックアップ機能がついていないので、そういったNASを仕事で使うのはやめましょう。

RAIDを使ってるから安心、と思っている人が一番危ない

パソコンに多少詳しい人が「RAID設定になっているから、バックアップは必要ない」と思い込んでいる場合があります。

この考えは間違いです。

RAIDというものは「NAS停止の時間をなるべく短くするための仕組み」であり、「NASを停止しないようする」あるいは「NASが壊れたりデータが消失したりするのを防ぐ」しくみではありません。

むしろ、NASが停止してしまった場合には、データ復旧がRAID設定していないNASよりも難易度が高く、成功率が大きく下がります。

データ復旧業者の料金も、RAIDを使っている場合は使っていない場合よりも高額になります。

くれぐれも、RAIDを過信しないようにしてください。

2. できればRAIDも導入する

直前の説明で、RAIDについてネガティブな事を書きましたが、RAIDの性質を理解して使う分には、RAIDはデータ消失を防ぐ有効な手助けになります。

何のためにRAIDを導入するのか?

NAS内蔵のハードディスクの1台または2台が壊れてデータが読めない状態になっても、他のハードディスクからデータを補完しあってデータの読み出しができるからです。

しかし、続けて他のハードディスクも故障する可能性が高い危険な状態なので、すぐにデータのバックアップをNASの外のメディア(USB接続のHDDや別のNASなど)に取ってください。

データのバックアップが取れてから、故障したハードディスクを交換するなり、必要な対処をしてください。

HDDに一台でもトラブルが起きたら、まずはデータのバックアップが最優先、です。

RAIDの種類ごとに、HDDが何台まで壊れてもデータを読み出せるか?の説明

  • RAID1・・・HDD2台のうち1台までは壊れてもデータが読み出せる
  • RAID6・・・すべてのHDDのうち2台までは壊れてもデータが読み出せる
  • RAID5・・・すべてのHDDのうち1台までは壊れてもデータが読み出せる
  • RAID0・・・HDD1台でも壊れたらデータは読み出せない

どのRAIDを使うのが良いのか?

容量が少なければRAID1(ミラーリング)、多ければRAID6またはRAID5を選んでください。

理由は、HDDが壊れた時のデータ復旧の難易度が基準です。

RAID1だと、NASから取り出した壊れていないHDDをubuntuなどのLinuxが動いているパソコンにつなぐと、カンタンにデータを読み出すことができます。

具体的な手順は以下のリンク先で説明しています。

データ復旧用のLinuxの使い方-DVDで起動してデータ復旧する編

3. 必要なデータ容量の見積もりはどう計算するか

NAS本体のデータ容量

データ容量は、ざっくりとした計算で、5年間分のデータを保存するとして、それの倍のサイズの容量を選んでおくのを目安とします。

ただし、RAIDを組む場合はRAIDの種類によって使える容量が変わってきますので、メーカーのホームページで要確認です。

バックアップ用の外付けHDDやNASのデータ容量

上記のNAS本体の倍ぐらいのサイズが目安になります。

バックアップはNAS本体よりも保存データが多くなることが多いからです。

4. UPSで停電・瞬断に対策

夏場に特に多い、落雷による停電や瞬断でNASや外付けHDDが壊れるのを防ぐために、UPS(無停電電源装置)の導入も、できれば検討してください。

また、できればNASがUPSと連動して自動シャットダウンできる機能もチェックしておきましょう。

UPSの有用性については、以下のリンク先を参照してください。

LinkStationのためのUPS(無停電電源装置)選びについて

5. メンテナンス性

メンテナンス性とは、HDDが故障した時に交換できるタイプを選んだほうが良いという意味です。

HDDが故障した時にかぎらず、できれば3年おきぐらいにHDDを交換するのがベターです。

一年中電源を入れて使うのが前提のNASの内蔵HDDは、普通のパソコンよりも過酷な条件で使っているので、思っているよりも早く壊れる場合が多いように思います。

6. 以上の条件を備えた、オススメの業務用NASの紹介

ここで紹介しているNASは、いずれも「自動バックアップ」「RAID6またはRAID1対応」「HDD交換可能」となっています。

大容量が必要ならRAID6モデル、5年分データ*2倍で3TB〜4TBで収まるならRAID1をオススメします。

RAID1で収まるデータ容量なら、こちらのほうがRAID6よりも障害に強いので、RAID1を選んでください。

バッファロー

RAID6のNAS

BUFFALO テラステーション 5400 管理・RAID 4ドライブNAS 12TB TS5400D1204

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RAID1のNAS

BUFFALO リンクステーション RAID機能搭載 ネットワーク対応HDD 8TB LS420D0802

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IOデータ

RAID6のNAS

アイ・オー・データ機器 WD Red搭載 RAID6対応 大容量ビジネスNAS 「LAN DISK」 12TB HDL-XR12TW

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