案内の女性

当社はデータ復旧を事業としていて、万が一パソコンやHDDのデータ復旧が必要になった方のために自分でできるデータ復旧方法などをブログで公開しています。

今までデータ復旧・復元に関する多数の記事をブログで公開してきましたが、あちこちに散らばっていて探しづらいので、こちらのページでまとめて、必要に応じでそれぞれの詳しいページに飛べるようにしました。

ここでは、「専門業者でない方がある程度自分でデータ復旧するための方法を説明」していますが、「自分であれこれやるよりも、早く、安全、確実にデータ復旧をしたい」という方は、当社を含めたデータ復旧業者へ依頼されることをおすすめします。

 

自分でデータ復旧をする場合でも、個人レベルでもある程度復旧できる可能性があるか・最初から業者に頼んだ方が良いかどうか、の見極めのポイントは、「物理障害か、論理障害か」のどちらかによります。

そこで、このページでは「物理障害・論理障害」の見極め方や対処法について、できるだけ詳しく説明しています。

 

目次

 

1. やってはいけないこと

禁止する女性

最初に最も重要なことを言います。

次にあげることはハードディスクに負荷をかけてデータ復旧を困難にするので行ってはいけません。

  • chkdskコマンドを使う
  • フォーマットを実行する
  • パーティションを削除する
  • ハードディスクに書き込みを行う復旧ツールを使う
  • 半日以上連続してハードディスクに負荷をかける
  • ハードディスクの外側のケースから取り出したハードディスクの中身をさらに部品レベルで分解する
  • ハードディスクの基板の載せ替え

また、個人でデータ復旧に挑戦するのは、せいぜい2-3時間ぐらいにとどめておくほうが良いです。それ以上いじりまわすのは、HDDに負荷がかかって致命的なダメージを与えて、データ復旧が不可能な状態にしてしまう確率が高くなります。

ちなみに、ついやってしまいそうなchkdksがナゼいけないかについては、別の記事で説明しています。

HDDやUSBメモリの修復でchkdskをむやみに行なってはいけない

また、一部のネットの情報では「基板の載せ替えでHDDが治った」という情報がありますが、10年以上前の古いHDDでは結構使えたウラ技ですが、最近のHDDでは出荷ロットごとに基板のROM上の情報が違いますので、直ることはほとんどありません。

むしろ、HDDの状態を悪くする可能性があるので、やってはいけません。

 

2. ハードディスクの故障には2種類ある

Vサインをする女性

ネットでハードディスクの故障について調べたり、データ復旧業者に問い合わせると、次の言葉をよく耳にすると思います。

  • 物理障害(ハード的な故障、ハードエラー、ハード故障、とも言う)
  • 論理障害(ソフト的な故障、ソフトエラー、とも言う)

これからこの2つの言葉について説明しますので、まずはこれらの言葉をしっかりと覚えてください。

ものすごくかいつまんで説明すると、「物理障害」とは、ハードディスクの基板やモーターが故障していたり、データを記録している部分にキズがついていたりといった、ハードディスクの一部または全部が機械的に壊れている状態です。

外見上わかる特徴として、通電すると「カチン、カチン」といった異音がしたり、「ピーッ、ピーッ」といった電子音が5回ぐらい繰り返したり、ケムリや焦げ臭い匂いがしたり、外から見て明らかに異常な場合の他に、ハードディスク内部にキズが付いていて外見ではわからない場合があります。

一方、「論理障害」とはハードディスク上に記録されている「ブート情報・パーティション情報・インデックス情報」などのデータの破損が起きている状態です。

論理障害の特徴的な症状としては、「フォーマットしますか?」といったエラーが出る場合です。

 

さらに詳しい説明については、以下のリンク先のページを御覧ください。

HDDの論理障害、物理障害の説明

 

3. 物理障害と論理障害の対処法の違い

若い医師

物理障害については、個人でデータ復旧できることはありません。

ハッキリと物理障害だと分かる場合は、あれこれいじってハードディスクの状態を悪化させないためにも、すみやかにデータ復旧業者に依頼すべきです。

一方、論理障害については市販のデータ復旧ソフトやネットでダウンロード出来るフリーソフトを使って、個人でデータ復旧出来る場合が多くあります。

ただし、論理障害でもあまり長くハードディスクをいじっていると障害が悪化したり、物理障害が発生することもありますので、目安としては2-3時間あれこれやって復旧の目処が立たない場合は、データ復旧業者に依頼すべきです。

また、プライベートで使用しているデータは多少あれこれ試行錯誤する時間的な余裕が有るでしょうが、仕事のデータなど緊急度や確実性を重視する場合は、データ復旧業者に依頼するべきです。

 

4. 症状から論理障害か物理障害かを判定する方法

考える男女

ハードディスクの症状から「故障内容」「対処法」を説明します。

まずは、次の「4-1」に該当するものがあるかをチェックし、なければ「4-2」に進んでください。

4-1. 外付けハードディスクを普通にパソコンにつないだ状態

右の「対処法」をクリックすると、各対処法の説明が表示されます。

該当する症状がありますか? 故障内容 対処法
  • 「カチン、カチン」といった何かが当たるような割りと大きめの音がする
  • 「ピーッ、ピーッ」といった小さな電子音が5〜6回繰り返し聞こえて止まる
  • ハードディスクに水をかけた
  • ハードディスクを落下したり、蹴っ飛ばすなど強い衝撃を与えた
  • ハードディスクに鼻を近づけると焦げ臭い匂いがする
  • ケムリが出た
物理障害 物理障害に対応可能なデータ復旧業者に依頼する
  • 「フォーマットされていません」、と表示が出た
  • 「フォーマットする必要があります」、と表示が出た
  • 「フォーマットしますか?」、と表示が出た
論理障害 自分でデータ復旧ソフトを使ってみる
  • 巡回冗長検査エラーCRCエラーが出る
  • フォルダは見えるが開けない
物理障害 物理障害に対応可能なデータ復旧業者に依頼する
  • ハードディスクの電源が全く入らない
  • 電源は入っているがパソコンで認識できない
  • 動いているようだがパソコンで認識できない
次の4-2の説明で、ハードディスクを分解してパソコンに直結してみる
  • 上記のいずれも該当する症状がない

「巡回冗長検査エラーCRCエラー」が出る場合は、別の記事で詳しく説明していますので、そちらも御覧ください。

HDDやDVDで「巡回冗長検査CRCエラー」が出た場合の対処法

 

4-2. 元のハードディスクのケースから中身のハードディスクのを取り出してパソコンにつないだ状態

ハードディスクの症状が、前の項目のどれにも該当しないということで、

  1. ハードディスクの外側のケースを分解して、
  2. 中身のハードディスクを取り出してから、
  3. それを別のハードディスクケースに入れてパソコンにつないでみる

をやってみます。

ハードディスクケースの代わりに、USB接続アダプタでもOKです。

なぜこのようなことをやってみるかと言うと、ハードディスクの外側のケースの基板や電源が故障している場合が結構あるからです。

この場合には、ハードディスクケースを入れ替えるだけで、全く問題なくパソコンから認識することが出来ます。

なお、外付けハードディスクの分解方法については、以下のリンク先にいくつかの機種については写真で説明していますので、これをもとに行ってください。

外付けHDDの機種別の分解方法とデータ復旧の方法

 

ハードディスクをパソコンに直結した状態で、以下に該当する症状が見られるでしょうか?

該当する症状がある場合は、右の「対処法」をクリックすると、各対処法の説明が表示されます。

該当する症状がありますか? 故障内容 対処法
  • 「フォーマットされていません」、と表示が出た
  • 「フォーマットする必要があります」、と表示が出た
  • 「フォーマットしますか?」、と表示が出た
論理障害 自分でデータ復旧ソフトを使ってみる
  • 中身のハードディスクの白いラベルに「Seagate」と書いてあり、電源をつないでも動かない
一時的フリーズ 一時的フリーズに対応可能なデータ復旧業者に依頼する
  • 「カチン、カチン」といった何かが当たるような割りと大きめの音がする
  • 「ピーッ、ピーッ」といった小さな電子音が5〜6回繰り返し聞こえて止まる
  • ハードディスクに水をかけた
  • ハードディスクを落下したり、蹴っ飛ばすなど強い衝撃を与えた
  • ハードディスクに鼻を近づけると焦げ臭い匂いがする
  • ケムリが出た
物理障害 物理障害に対応可能なデータ復旧業者に依頼する
  • ハードディスクの電源が全く入らない

 

5. データ復旧方法

医師と看護師

5-1. 物理障害に対応可能なデータ復旧業者に依頼する

ホームページや電話相談で「物理障害に対応可能」と明言している業者に依頼してください。

もしもどこに依頼してよいかわからない場合は、当社までご連絡ださい。

残念なことに、データ復旧業者の中には、「時間が経てば経つほどデータ復旧が難しくなる」などウソをつく悪徳業者もいますので注意してください。

電源を入れたりハードディスクの中を分解するなどしないかぎり、このようなことはありません。

また、初期診断が無料という言葉に乗せられてハードディスクを送ったところ、ウソの診断結果を言って一番高い作業料金の見積もりを出してくる場合もあります。

悪徳業者がどのような手口を使うか、この業者は信用していいのか、悪徳業者に引っかかったかな、と思った場合は、リンク先の記事をご覧ください。

データ復旧業者自身が教えます、「悪質なデータ復旧業者の見分け方」

 

5-2.一時的フリーズに対応可能なデータ復旧業者に依頼する

ハードディスクのメーカーで、Seagate(シーゲート)という会社がありますが、ここの一部のハードディスクではハードディスクが一時的にフリーズする症状が出ることが確認できています。

この場合には、フリーズを解除してやれば中のデータを取り出すことが出来ます。

ただしこの作業には専門的な知識と経験が必要ですので、当社まで依頼してくさださい。

 

シーゲートのフリーズについては、以下の記事でも説明しています。

SeagateのHDD特有のトラブル(ファームロック)

5-3. 自分でデータ復旧ソフトを使ってみる

個人でできるデータ復旧の方法について、ソフトの紹介や使い方を説明していますので、以下の記事をご覧ください。

外付けHDD | ディスクはフォーマットされていません | 原因と解決法

 

6. それでもデータ復旧できない場合は

若い医師

上記のいずれの方法でもデータ復旧ができない場合は、ハードディスクの故障具合がより複雑ですので、データ復旧専門の当社をご利用ください。

素人判断で下手に色々といじくりまわすと、復旧できたかもしれない状況を悪化させてしまいます。

また、「自分で復旧作業をするのは不安なので、最初から専門家に任せたい」という方も、当社までご連絡ください。

連絡先は以下となります。


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