MacBook Air 11

2年ほど前に買ったMacBook Air 2011の11インチの内蔵SSDが初期の128GBではキツくなってきたので、最近安価になったトランセンドのJetDriveというSSDの240GBに交換した手順を紹介します。

以前からMacBook Airの内蔵SSDを交換可能なことは知っていましたが、容量が256GBほどで4万円前後と高価なので様子見していました。

ところがつい先日、今までよりも半額ぐらいで購入できる製品が新発売されると知ったので、アマゾンで予約して1ヶ月ほど待ってゲット出来ました。

メーカーはトランセンド社というパソコンマニアにはお馴染みで、パソコン増設メモリやUSBメモリで有名なメーカーで、5年保証ということもあり、信頼度は問題なしと判断しました。

 

2015/03/14追記

以下ではTrimコマンドの有効化の設定をすすめていますが、OS X 10.10からはTrimコマンドを有効にするとMacが起動しなくなる不具合が高い確率で発生します。

よって、Trimコマンドの有効化の作業は行わないでください。

OS X Yosemiteで起動しなくなった場合の対処法は、次のリンク先を参考にしてください。

 

目次

  1. SSDを換装して良かったこと・悪かったこと・ベンチマーク結果
  2. 必要なもの
  3. メーカー公式のSSD交換手順説明のYoutube動画
  4. 交換用SSDキットの組立
  5. MacBook Air内蔵SSDのデータを交換用SSDにクローン
  6. MacBook Air内蔵SSDの入れ替え
  7. Trimコマンドの有効化

 

1. SSDを換装して良かったこと・悪かったこと・ベンチマーク結果

良かったこと

ちょっと前の半額の値段でSSDを大容量に交換できたのは良かったです。

今までは容量が足らないので開発ソフト(XCodeなど)をアンインストールしたり、Windowsの仮想環境を入れていたのを削除したのですが、今後は容量に気兼ねなく使いたいように使えるようになります。

体感速度は、今までが「サク、サク」といった感じだとすると、「スー、スー」と羽が生えたように軽くなったように感じます。

あと、これは気のせいかもしれませんが、バッテリーの持ちが良くなった気がします。

悪かったこと

カンタンに出来るかと思ったのですが、思ったよりも時間がかかりました。

作業する前は「30分ぐらいからな?」と思っていましたが、実際は2時間ほどかかりました。

また、ネジがけっこう固く締まっているので、ネジ穴をなめないように(つぶさないように)、ネジを押さえつけながら回さないと危険に思いました。

あと、今回は説明していませんが、Bootcamp領域がある場合はさらに作業が複雑で時間も数倍かかるので、Macのとても詳しい人でないと厳しいです。

ベンチマーク結果

ざっくり言って、換装前とくらべて書き込みで1.3倍、読み込みで3.4倍も速くなりました。

ベンチマークは、Macのベンチマーク用ソフトの定番として有名な「Blackmagic Disk Speed Test」を使いました。

Blackmagic Disk Speed Test App
カテゴリ: ビデオ

価格: 無料

※ 以下の画像をクリックすると拡大表示されます。

ビフォー アフター
ビフォー アフター
Write 229MB/s 291.3MB/s (1.3倍アップ)
Read 148.6MB/s 517.0MB/s (3.4倍アップ)

 

2. 必要なもの

以下で紹介しているJetDriveを買うだけで、必要なドライバーやネジが全て付いてきます。

MacBook Air 2010/2011専用 Transcend社製SSD JetDrive 500

Transcend SSD MacBook Air専用アップグレードキット (Late 2010[11

Transcend SSD MacBook Air専用アップグレードキット (Late 2010[11"&13"]/Mid 2011[11"&13"]) SATA3 6Gb/s 240GB 5年保証 JetDrive / TS240GJDM500

定価:¥ 25,000

Amazon価格:¥ 33,247

カテゴリ:Personal Computers

発売日:2014-04-25


11インチ・13インチ共通です。

今回購入したのは上記の240GBのモデルですが、他に480GBのモデルがあります。

ただし、11インチは240GBモデルしか認識しないので注意!(480GBは13インチ専用)

MacBook Air 2012専用 Transcend社製SSD JetDrive 520

Transcend SSD MacBook Air専用アップグレードキット (Mid 2012[11

Transcend SSD MacBook Air専用アップグレードキット (Mid 2012[11"&13"]) SATA3 6Gb/s 240GB 5年保証 JetDrive / TS240GJDM520

定価:¥ 25,000

Amazon価格:¥ 22,016

カテゴリ:Personal Computers

発売日:2014-04-25


11インチ・13インチ共通です。

240GBと480GBと960GBのモデルがあります。

MacBook Pro Retina専用 Transcend社製SSD JetDrive 720

Transcend SSD MacBook Pro (Retina) 13インチ専用アップグレードキット SATA3 6Gb/s 240GB 5年保証 JetDrive / TS240GJDM720

Transcend SSD MacBook Pro (Retina) 13インチ専用アップグレードキット SATA3 6Gb/s 240GB 5年保証 JetDrive / TS240GJDM720

定価:¥ 25,000

Amazon価格:¥ 22,016

カテゴリ:Personal Computers

発売日:2014-04-28


240GBと480GBのモデルがあります。

※ MacBook Airの2013/2014モデルに対応するモデルは未発売です。

 

3. メーカー公式のSSD交換手順説明のYoutube動画

YoutubeでSSD交換手順が見られるので、そちらにぜひ一度目を通して下さい。

全く同じことをこのページで載せても意味が無いので、Youtube動画と違った点・苦労した点・説明不足と思われる点を、ここでは詳しく説明していきます。

また、Youtube動画が見られない人向けに、このページだけでSSD交換が出来るようにも説明します。

 

4. 交換用SSDキットの組立

1) JetDriveの梱包箱を開けて、「交換用SSD」と「SSDケース」を取り出します。

SSDとケース

 

2) SSDケースを開いて、中に入っている小さな基板をいったん取り外します。

SSDケースと基板

 

3) SSDケースの片方にUSBケーブルを差し込む穴があいているので、その穴からUSB端子が自然につながられる位置に、SSDの小さな基板を取り付けます。

この基板の位置がズレているとSSDケースのネジがうまく止まらず、最悪SSDを壊してしまうので、確実にUSBの穴から端子が見えるように基板を取り付けます。

SSDケースに基板取付

 

4) SSDケースへのSSDの取付です。

まず、USB端子側のコネクタにSSDを差し込み、反対側に切り込みがあるのを、SSDケースの溝にハマるように取り付けます。

SSDケースにSSD取付

 

5) SSDケースのフタをケースに取り付けて、付属の3本のネジを留めます。

ネジを止めるときには、付属のドライバー「T5」と書かれた、端が赤いドライバーを使います。

なお、私が買ったSSDケースは、以下の写真の右の部分のネジを留めるのが非常に固かったです。

その時は、いったんSSDケースからSSDと基板と取り外し、ネジを何度か締めたり緩めたりを5〜6回ほど繰り返して、ネジ穴をゆるくするようにしたら、うまくいきました。

SSDフタ取付

 

6) 交換用SSDキットの組立はここまでです。

続いてクローンの作成方法に続きます。

 

5. MacBook Air内蔵SSDのデータを交換用SSDにクローン

実際にクローンを作成する前に、クローン元(今現在MacBook Airの中にあるSSD)の「FileVault」機能がオンになっている場合は、あらかじめオフにしておいてください。

そうしないと、後述の12)の部分で「ディスクユーティリティ」を使ってクローンを作成しようとしても、クローン元のSSDがグレーアウトして選択できません。

Mac OS 10.10 Yosemiteからは、新規インストールや前バージョンからバージョンアップの時に、「FileVault」がオンが標準設定になっています。

この情報は、当ブログをご覧になったIIno様からの情報です。この場を借りてお礼申し上げます。

okadaさん同様、Yosemiteなのですが、リカバリーモード起動の違い(ctr+Rじゃないとダメ)以外に、Yosemite特有の問題として、YosemiteではデフォルトでFile VaultがONになっています。この場合既存ディスクのクローン作業の際にディスクユーティリティ上でMacintosh HDがグレー表示され「マウントされていません」という表示になってしまう問題があります。File Vaultをオフにする作業が必要である旨の説明があるとより親切になると思います。

7) SSDキットをMacBook Airに付属のUSBケーブルで繋ぎます。

電源は入っていても入ってなくてもどちらでもかまいません。

MacとSSDケースの接続

 

8) MacBook Airを再起動して、起動するときに「ジャーン」という音が鳴るので、音が鳴ったと同時にキーボードの「option」キーを押し続けます。

なお、このページをご覧になったokada様から、次のご指摘がありましたので、転載しておきます。

ここの記事を参照した上で、唯一不安を憶えた点を書いておきます。私のはOSをyosemiteにしていますが、リカバリーモードに入るために、optionキーを押しっぱなしにするのではダメで、Cmd+r(+start?)が必要でした。

Macキーボード

 

9) しばらくすると、Macの画面にハードディスクのアイコンがいくつか表示されます。

そのうちの、「復旧-10.9(または10.8、10.7)」をタッチパッドやキーボードで選んで、エンターキーを押します。

Mac起動オプション

 

10) Macの初期画面、英語や中国語やアラビア語などの画面が出たら、「主に日本語を使用」を選んでから、下の右向きの矢印をクリックして次に進みます。

Macようこそ画面

 

11) 「OS X ユーティリティ」の画面が表示されたら、一覧の中の「ディスクユーティリティ」を選んで、右下の「続ける」ボタンをクリックします。

OS X ユーティリティ

 

12) 「ディスクユーティリティ」の画面が表示されたら、ここの作業は最も慎重に行って下さい。

操作間違いをすると、保存してあるデータが全て消失してしまいます。

まず、画面の左側にハードディスクのアイコンがいくつか表示されていますが、そのうちの「JetDrive」という文字がある緑色のアイコンをクリックします。

次に、画面の上の方の「消去」というタブをクリックします。

それから、画面の右下の「消去」ボタンをクリックします。

SSDのフォーマット

 

13) SSD消去の確認画面が出たら、「消去」ボタンをクリックして消去を実行します。

SSD消去の確認

 

14) 2〜3分ほどすると、画面の左上のJetDriveのアイコンのすぐ下に、「名称未設定」という緑色のアイコンが表示されたら、SSDの初期化は完了です。続けてデータのクローン作業を行います。

SSD消去完了

 

15) 実際のクローン作業はここからで、まずはクローン元のSSDを指定します。

画面の左側のハードディスクのアイコンから、「Macintosh HD」という名前のアイコンをクリックします。ひょっとしたら自分で名前を変えているかもしれませんが、グレー色のハードディスクのアイコンの2行あるうちの下のアイコンです。

その次に、画面の右上の「復元」タブをクリックします。

クローン元の指定

 

16) 次にクローン先の指定を行います。

この操作は間違えると保存してあるデータを全て消去するので、絶対に間違えないように慎重に行って下さい。

画面の左側の緑色のアイコンでJetDriveの下に「名称未設定」があるはずです。

このアイコンをクリックして、ドラッグして画面の右下の「復元先」の白い部分まで持って行って離します。

SSDクローン先の指定

SSDクローン先の指定

クローン先の指定

 

17) 画面の右下の「復元」ボタンをクリックして、クローン処理を実行します。

クローン実行

 

18) クローンにかかる時間ですが、当方で128GBの内蔵SSDで80GBほど使っているものを、新しく240GBのSSDにクローンして、およそ1時間半ほどでした。

今回SSD交換したMacBook AirはUSB2.0なので、USB3.0対応のMacBook Air 2012だと数分の一の時間で済むでしょう。

 

19) クローンが完了したら、画面の左側のクローン元とクローン先の名称が同じになります。

通常では、「Macintosh HD」になる場合が多いです。

クローン完了

 

20) クローンが完了したら、「ディスクユーティリティ」を終わらせて、次にMacを「システム終了」します。

ディスクユーティリティを終了

システム終了

 

21) ここまでできたら、次にSSDを入れ替えます。

あと少しですが、気を抜かずに最後まで頑張りましょう。

 

6. MacBook Air内蔵SSDの入れ替え

22) MacBook Airの電源を切って、電源コードも外して、Macを裏返した状態で見えるネジをすべてはずします。

ネジを外すドライバーは、SSDに付属の「P5」の軸の端がグレーのものです。

外すときのコツとしては、ドライバーをMacに押し付けながらネジを回します。

押し付ける力が弱いと、ネジをなめてしまいますので、ここは細心の注意で慎重に行って下さい。

Macネジ外し

 

23) MacBook Airのネジを外して、裏蓋を取り外し、中の基盤が見えたら、ヨコに細長いSSDをドライバー「T5」で外します。

これも、上からネジを押さえつけながら、ゆっくり回さないと、ネジをなめてしまうの細心の注意で。

SSDを外す

 

24) SSDを取り外せたら、クローンしたSSDをケースから取り外し、MacBook Airに取り付けます。

あとの流れは、今までの分解と逆の手順で組み立てていきます。

 

25) 組み立てが完了したら、MacBook Airの電源を入れて、ちゃんと起動できるか確認します。

なお、元のSSDはSSDケースに入れて、持ち運び型のSSDメモリー(USBメモリーの大きい版)として使えます。

SSD交換の完了

 

7. Trimコマンドの有効化

2015/03/14追記

以下ではTrimコマンドの有効化の設定をすすめていますが、OS X 10.10からはTrimコマンドを有効にするとMacが起動しなくなる不具合が高い確率で発生します。

よって、Trimコマンドの有効化の作業は行わないでください。

OS X Yosemiteで起動しなくなった場合の対処法は、次のリンク先を参考にしてください。

 

2015/03/14以下の文章削除。

SSDの入れ替えが完了したら、Trimコマンドを有効にして、SSDの速度低下や寿命延長が有効になるようにします。

SSDを入れ替えた直後は、Trimコマンドは無効になっています。

MacでTrimコマンドを有効にするには、以下のアプリをダウンロードして実行します。

実行後、Macを再起動してからはTrimが有効化されています。

  • Mountain Lionでもサードパーティ製SSDを使う場合はTRIM Enablerが必要

 


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