NASのデータは、場合によっては一瞬ですべてのデータを失ってしまいます。そこで、データ消失を最低限に防ぐ予防策を7つ紹介します。

運良くこの記事を見つけた方は、日頃から予防策を実行し、運悪くトラブル後に見つけた方は、今後の予防に活用してください。

目次

  1. はじめに
  2. (予防策1) バックアップを自動的に行う設定を必ず行う
  3. (予防策2) バックアップ結果のデータを必ず定期的に目視で確認する
  4. (予防策3) NAS本体は、高温で風通しが悪い場所、ホコリが多い場所・喫煙場所には設置しない
  5. (予防策4) 通知メールの設定を必ず行う
  6. (予防策5) RAID設定が出来る場合は、RAID1かRAID5/RAID6を使う
  7. (予防策6) できればUPSも導入する
  8. (予防策7) NASにトラブルが起きた時は、素人判断であれこれ手を出さない

 

1. はじめに

運悪くNASが壊れた場合は、故障の内容や程度によってはデータが復旧できない場合があります。

個人では対応できないような故障の場合には、データ復旧業者に依頼することになりますが、復旧料金は安くても5-8万、高い場合は50万円以上の場合もあります。

さらには、業者での復旧作業には早くても3-4日、長ければ3ヶ月〜半年かかる場合もあります。

こういった料金的・時間的な大きな損失を防ぐためには、バックアップを取ることが王道であり、最も費用的に安くでき、確実な方法です。

よって、バックアップを取らないで何とかしようとするのは、間違った考えということを、まずは認識してください。

 

2. (予防策1) バックアップを自動的に行う設定を必ず行う

LinkStation/TeraStationやLANDISKには、設定したスケジュールによって自動的にバックアップを行う機能がついています。

取扱説明書を読んでも独特の用語を使っているのでわかりくいため、どうしても「めんどくさいからいいや」となりがちなのですが、必ず設定をするようにしてください。

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3. (予防策2) バックアップ結果のデータを必ず定期的に目視で確認する

NASが壊れてしまった時に、あらかじめ前項の(予防策1)を読んで自動バックアップの設定をした場合でも、バックアップ先のUSB外付けHDDやNASの故障や電源オフ、ケーブルの外れなどでバックアップをとれていない場合があります。

(予防策4)で説明する通知メールの設定をしておけば、問題がある場合としてバックアップエラーの通知メールが届くので気づくことができますが、何らかのトラブルでメール送信がうまく行ってない場合が割りとあります。

よって、定期的、具体的には少なくとも1ヶ月に一度、できれば週一回は、バックアップ先にちゃんとバックアップがとれているかを確認して下さい。

確認方法としては、

  • 前回のバックアップから変更や追加されたファイルのバックアップが取れているか
  • ファイル更新日付が前回のバックアップ以後の日時になっているか

をチェックしてください。

 

4. (予防策3) NAS本体は、高温で風通し悪い場所、ホコリが多い場所・喫煙場所には設置しない

落下などの衝撃、急な電源シャットダウン、これら以外にNASが壊れる原因としては、高温とホコリです。

夏場にNASが高温になるのを防ぐために、小型の扇風機で風を送るのは効果的です。

ただし、完全に閉めきった狭い空間だと熱風をかき回すだけになるので、NASを設置している場所よりも温度が低い外気を取り入れるようにしてください。

また、ホコリ対策としては、ホコリが多い場所で使わない、タバコを吸う場所で使わない、中を開封できる構造のNASの場合は年に一回でも内部掃除をしてホコリを取る、といったことです。

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5. (予防策4) 通知メールの設定を必ず行う

10年以上前など古いNASでは通知メールの設定ができなかったのですが、最近はすべてのNASで設定可能みたいなので、必ず通知メールの設定をしてください。

NASはパソコンと違って表示画面がありませんから、通知メールや正面のランプやエラー音でNASの状態を知る必要があります。

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6. (予防策5) RAID設定が出来る場合は、RAID1かRAID5/RAID6を使う

これは、NASの内蔵HDDが2台以上の場合に限った話です。

HDDが2台以上の場合は、万が一NAS本体やHDDにトラブルが発生した時に、最もデータ復旧できる可能性が高いRAID1(ミラーリング)か、その次に可能性が高いRAID5/RAID6の設定にすることをすすめます。

RAID0(スパニング)だとHDDが1台壊れた時点ですべてのデータが壊れますので、よほど知識があってバックアップ体制を完璧に実施していない方の場合は、使うべきではありません。

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7. (予防策6) できればUPSも導入する

突然の停電や瞬断でNASの電源が落ちた場合は、運が悪ければたった1回だけでもデータが壊れて消失する場合があります。

停電でNASが壊れてしまった時に、常々バックアップをきっちり取っていたとしても、前回のバックアップ完了時点から壊れた時点までのデータのバックアップはありません。

こういったデータの消失を防ぐために、UPS、いわゆる無停電電源装置を導入しましょう。

1万〜3万ぐらいと、思ったよりも安い費用でデータ消失が防げます。

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7. (予防策7) NASにトラブルが起きた時は、素人判断であれこれ手を出さない

NASにトラブルが起きた時の対処法については、当社のサイトでいろいろな記事を公開しています。

それらの記事は、あまり知識がない方でもリクスが低い対処法のみ掲載しています。

記事に載っていない方法は、個人の方がやるにはリスクの高い方法、データを完全に失う方法です。

具体的に、これをやるとデータを完全に失う方法としては、次の3つをあげておきます。

  • 故障したNASと同じ型番のNASを買ってきてHDDを入れ替える
  • HDDが2台以上内蔵のNASのHDDの順番を入れ替える
  • とりあえずフォーマットしてみたり、RAID設定を変えてみる

当社は無料の電話相談・メール相談はやっていないので、「ちょっと自分でやるにはリスクがあるな」と思ったら、当社へデータ復旧を依頼してください。

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