声を大にして言いたいのは、「RAIDはバックアップではない」ということです。

バッファローのLinkStationのLS420DシリーズやLS220DシリーズのRAID設定を行う前に、必ず知っておきたい「RAIDの基礎知識」について説明します。

 

目次

  1. LS420Dシリーズについて重要な注意点
  2. このページで説明している対象機種
  3. RAIDとは何か、ごくカンタンな説明
  4. RAIDはバックアップの替わりにはならない
  5. RAID0(ストライピング)のメリット・デメリット
  6. RAID1(ミラーリング)のメリット・デメリット
  7. 結局、RAID0とRAID1はどっちを使えばよいのか?
  8. 実際にRAID0やRAID1への変更をする手順
  9. このページに関連するオススメの商品

 

1. LS420Dシリーズについて重要な注意点

LinkStationのLS420Dシリーズは、購入時にはRAID0になっていて、データの二重化はされていません。

データの二重化を行うRAID1には、買った人が自分で設定をやらなければなりません。

LS420Dの商品説明のパッケージや公式サイトには、「購入当初はRAID0」ということが小さくわかりづらく表記されているので見落としがちです。

 

2. このページで説明している対象機種

以下の表を見ても分かる通り、購入時にはLS420DシリーズだけがRAID0で、ほかは全てRAID1です。

LS420Dシリーズ(高速タイプ)

型番 容量 初期RAID
LS420D0802 8TB RAID0
(ストライピング)
LS420D0602 6TB
LS420D0402 4TB
LS420D0202 2TB

LS220Dシリーズ(標準速度タイプ)

型番 容量 初期RAID
LS220D0802 8TB RAID1
(ミラーリング)
LS220D0602 6TB
LS220D0402 4TB
LS220D0202 2TB

LS220DBシリーズ(3年保証・標準速度タイプ)

型番 容量 初期RAID
LS220D0602B 6TB RAID1
(ミラーリング)
LS220D0402B 4TB
LS220D0202B 2TB

LS421Dシリーズ(オーディオ向け・高速タイプ)

型番 容量 初期RAID
LS421D0402P 4TB RAID1
(ミラーリング)

 

3. RAIDとは何か、ごくカンタンな説明

RAIDとは、2台以上のHDDを組み合わせて1台にまとめて見せかけて使えるようにする技術です。

RAIDを使うのは主に次の2つの場合です。

  1. HDDが1台だけでは容量が足らないので、複数台組み合わせてより大容量のデータを保存できるようにしたい場合
  2. 複数台のHDDでお互いにデータを二重化して持つことにより、ある1-2台のHDDが故障してもいきなりデータが読めなくなるのを防ぎたい場合(冗長化と言います)

1のニーズがある場合には容量が稼げる「RAID0(ストライピングとも言います)」、2のニーズがある場合はデータの二重化ができる「RAID1(ミラーリングとも言います)」を使うことになります。

 

4. RAIDはバックアップの替わりにはならない

注意しなければいけないのは、RAIDはバックアップではないということです。

RAIDを組んでいるLinkStationの本体が壊れたり、停電や落雷ですべてのHDDが同時に故障することが割りと頻繁に起きます。

あるいは、RAID1(=ミラーリング)で2台のHDDの1台が壊れたのに気がづかないままHDD1台だけで使っていて、その残りの1台も壊れることも割と起きています。

よって、データのバックアップはメインで使っているLinkStationとは別のUSB外付けHDDや、別のLinkStationなど、物理的に完全に別なメディアに取らなければいけません。

 

5. RAID0(ストライピング)のメリット・デメリット

メリット

  • 複数のHDDを組み合わせて、HDD1台だけでは不可能な大容量のHDDが使用できる
  • データを分割して複数のHDDに書き込むので、書き込んだデータを読み込むときの速度はHDD1台だけの時よりも速くなる

デメリット

  • データを分割して複数のHDDに書き込んでいる性質上、HDDが1台でも壊れたらすべてのデータが壊れる

 

6. RAID1(ミラーリング)のメリット・デメリット

メリット

  • データの二重化が自動的にされているので、HDDの1台が壊れてもRAID0のように直ちに全てのデータが壊れるということがない

デメリット

  • 2台のHDDに同じデータを書き込むので、HDDの全容量の半分しか使用できない
  • 「RAID1を使っているからバックアップはいらない」「RAID1ならデータが消えることは絶対ない」という油断が招くデータ消失の危険性

 

7. 結局、RAID0とRAID1はどっちを使えばよいのか?

RAIDはバックアップではないので、USB外付けHDDなどに必ずバックアップを取る体制を作った上で、どっちを使った方が良いかを言います。

LinkStationにトラブルがあったときに、少しでもデータの復旧できる可能性を残すという意味ではRAID1をすすめます。

しかし、こまめにバックアップを取って、週に一回以上は目視でもバックアップ先のデータを確認しているなど、完璧なバックアップ体制を整えているのなら、データの大容量と読み出し速度が速くなるRAID0を使うのもアリだと思います。

 

8. 実際にRAID0やRAID1への変更をする手順

実際の手順については図解も入れて説明が長くなるので、以下のリンクからそれぞれのページを参照してください。

 

9. このページに関連するオススメの商品

LinkStationのバックアップとしては、背面にあるUSB端子につなげられるUSB外付けHDDをオススメします。

LinkStationの保存可能容量が4TBまでの場合は、一般的なUSB外付けHDDの最大容量が4TBまでなので、それが使えます。

しかし、LinkStationの保存可能容量が4TBを超える場合は、RAID0で2台以上のHDDを搭載したUSB外付けHDDが必要になります。

LinkStationの保存可能な容量が4TBまでの場合

BUFFALO USB3.0 外付けハードディスク PC/家電対応 4TB HD-LC4.0U3/N [フラストレーションフリーパッケージ(FFP)]

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定価:¥ 26,784

Amazon価格:¥ 13,525

カテゴリ:Personal Computers

発売日:2014-09-10


LinkStationの保存可能な容量が4TBを超える場合

BUFFALO ミラーリング USB3.0 外付ハードディスク 2ドライブ 8TB HD-WL8TU3/R1J

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カテゴリ:Personal Computers

発売日:2012-06-01



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